何も考えたくない

次郎の家出以降、いろいろとあり疲れました。
結局、先生方も動員して探してもらい、夕方、公園で発見！

太郎を連れて説得することに！
公園でさんざん粘り、最後にはサンダルを取り上げ、裸足になり歩いて自宅へ帰る・・という結果となりました。

部屋にこもり、話しても悪態つきです。

もちろん、部活も行かず。
部活の先生から、部活の様子、部員とのやりとりを聞き、呆然・・。
次郎が、悪い。
それなのに、逆ギレする彼の心理がわからない。

あまりにも、いろいろな事を考えていると、脳が休息したがりますね・・。

ずっと考えていた頭が、ふとした瞬間に、次郎の事を頭から排除しています。
忘れる・・というのは、人間の防衛本能の一つ・・と聞いたことがありますが、すごく実感しました。

これからどうしよう・・と解決策をずっと考えていると疲れてきて、逃げ出したくなります。
我が子のことなので、逃げ出すわけにもいかない。
堂々巡り・・となり、出口、解決策が見つからない。
すると、ふっと忘れる。
次郎の事と・・というより、今自分がやっている事を・・という感じです。

なんだか、体験したことのない感覚です。

それだけ、超ストレスにさらされたのでしょうか・・？
体の自己防衛反応なんだな～と、ふと笑ってしまいました。

折しも、原爆の日で、新聞には戦時中の記事がたくさん載っています。
それらを読むと、「その後の人生において、どんなに苦しいことがあっても、命を取られるわけではない・・。」といった記載がありました。

確かに、どんな悩みでも命まで奪われることはないし、これからの人生の中で考えれば小さな通過点に過ぎないのかもしれません。

先の事・・はわかりませんが、今は、次郎という息子がいる・・という事実に目を向け、向き合っていこうと思います。
私の人生において、今の悩みは、ちっぽけなものかもしれません。