いなご家のだんご3兄妹~それぞれが輝ける未来へ~

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戦争講話を聞き、今の時代を考える

2013-11-25 11:07:28 | Weblog
小学校で、読み語りメンバーの友人の方が、戦争講話をして下さいました。お年は、80の女性の方です。私も、聞いてきました
終戦2ヶ月前に、妹が生まれ、その子を連れて、神戸から群馬まで疎開する時のお話でした。その方は、中学1年生だったそうです。妹が生まれて3日目に、母、弟、父と疎開します。汽車に乗りますが、駅の改札で、父が乗った後、ゲートが閉められてしまい、一緒の汽車に乗れず、心細かったそうです。父が、食べ物を持っていたので、夕方から朝まで、何も食べれなかったし、父と再会した時には、その食べ物が腐っていて、結局は何も食べる事ができなかったそうです
汽車の中では、トンネルに入ると、煙が入るので、ガラスの無い窓枠に男の人達が、背中を押し付け、煙が入らないようにしてくれ、赤ちゃんが窒息するのを防いでくれたそうです。母は、何度も頭を下げて、お礼を言っていたと・・。
生後3日の赤ちゃんを連れて、旅をする事自体に驚きました。今の時代であれば、産後の肥立ちが・・などと言われ、安静を余儀なくされている頃です。しかも、生後3日の赤ちゃんを汽車に乗せるなど・・。生きるか死ぬかの最中では、悠長な事は言ってられなかったのでしょうね・・。
そんな環境下、よく精神的に、病まなかったですね・・とあるママが聞いていたのですが、「生きるか死ぬか、その日食べる食べ物の事で頭がいっぱいで、悩む余裕もなかったのよ!」とのお答えでした。
今の世の中、暇だから、悩む時間があり、死ぬ心配がないので、いろいろと思い悩むのでは・・。あの時代の、必死さ・・というものは、今の時代には無いそうです。
そうですよね・・。
子供達も、この話を聞いて、何かを感じ取れたならいいな~と思います
なんだか、いろいろと考えさせられました。いいお話を、ありがとうございました