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あれこれ思いつくままに。何かのヒントになるといいのですが。

中小企業に対する政策を知り、支援策を知る。そして自分を振り返る。

2012年04月16日 | 経営方針・経営戦略の話題
今日の午前中は、TKC中部会で研修を受講してきました。
中小企業向け支援施策のお話と、中小企業の会計要領のお話です。

今日のお話の中で印象に残ったことを少しご紹介します。
何が印象に残ったか?というと、政策の最近の変化が辿った道筋です。

今日聞いた内容を要約すると、

1. 今までの中小企業支援というのは、主に「中小企業庁」の管轄・担当であった。
2. 資金に関する支援は、信用保証や日本政策金融公庫の特別融資などで対応し、最近ではリーマンショック後の円滑化法やセーフティネット保証などで対応してきた。こちらは、主に金融庁が担当。
3. 1や2の施策を講じてきたが、現在は信用保証先の中小企業の状況は悪化する一方。
4. 円滑化法の延長は、25年3月で終了する。
5.終了後は、経営支援と金融支援を一体で実施することが打ち出された。
6. その方針はどのようなものか?
 「勝ち残る自立的な中小企業」を増やすというのがスローガンになる。
7.具体的にはどのような中小企業か?というと、
  財務経営力、
  資金調達力、
  成長ノウハウ、
  技術力と人材、
  販路開拓力 
を持つ企業が増えるように支援していくということが明確にされた。(中小企業政策審議会の中間取りまとめ)

こういうことが方向性として示されたのであれば、私たち中小企業は「変化すべき姿」に自らを変えていく必要があります。

たとえば、上記7の「財務経営力」をわかりやすく言うと、「会計情報を経営に活かす能力と銀行など外部へ説明できる能力」です。したがって、自社でキチンと帳簿をつけ、自分で読み取り説明できるようになる必要があります。これがそのまま資金調達力になるのです。
私たちTKC会計人は、ここの部分のお手伝いをしていきます。

7のその他の能力への支援は、中小企業基盤整備機構や商工会議所がたくさん用意してくれます。

支援してくれる人たちを活用して、「勝ち残る自立した中小企業の社長」になっていただきたいと思います。

中小企業に対する政策を知り、支援策を知る。そして自分を振り返る。自分に足りないことは何か考えて、「手伝ってくれ」と自ら動き、声をあげましょう。

自ら動くことがもっとも大切です。その第一歩は、そうした情報をくれる研修会に出ることです。

来月14日に春日井商工会議所にて「中小企業支援施策の徹底活用」研修を実施します。
ご興味のある方は、
コチラまでご連絡下さい。研修の詳細をお送りします。
(メールアドレスはこちら↓)
k-inagaki@tkcnf.or.jp


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