写真日記

金土日と大阪で撮影でした

なんとも風が冷たくなってきて
風邪薬を飲んでいたけど全然効かず
とにかく寒さに耐えました

韓流アイドルグループの撮影だったのですが
とにかくすごい人気でビックリしました

ものすごいパワーだったので
こちらもそのパワーに負けないように
いつもとは違う激しい特殊な撮影方法で
バシバシっと撮影していきました

上がりが楽しみです

今日は一日offにして
京都に寄り道して散歩してきました

帰りの新幹線のホームでばったり
この前一緒に仕事したディレクターさんに会って
偶然にビックリ
しかも同じ14号車でした
こんな事ってあるのだなー
のぞみ44号だったのでちょっとなんか怖かったけど

明日は代官山で撮影です

一気に寒くなったので
ダウンジャケットを着ている
地下鉄に乗ると暑いけど

久しぶりに風邪薬を飲んだ
明日から大阪ロケなので
とりあえず、荷物を準備しながら
Islayのウイスキーをジンジャーエールで割って飲む

なにか新しいことがしたい気もする
心の底からハマりたい
そんなことあるだろうか

あと
気がついたことが
自分が好きということと
箱に入っているということ

どこに向かっているというのだろうか
特別ななにかをみつけることができるのだろうか

上海から帰ってきたら
なぜか咳が止まらない
今日は東京で
雨に濡れた
冷たい夜に
佐野元春を聴きながら
今夜も
上海蟹の夢を見よう

上海蟹の夢を見て朝目覚める

昨晩は何故か
近所に新しくできた韓国料理屋さんで
サムギョプサルを食べてマッコリを飲んだ
店員の女の子が片言の日本語だったので
いつ日本に来たのかと聞くと
半年前だと言うので
どこで日本語勉強したの？と聞くと
日本に来てからだという

もう中国も韓国も日本もミックスされて
ここに僕はいるということになる

上海蟹はどんな夢を見たのだろうか？

上海から東京に戻ってきました

４日間連続の撮影で
かなり肩コリしたけど
３日間連続のマッサージで乗り切る

久しぶりの上海だったけど
なんとも懐かしい感じで
僕的には
あんまり変わってないかなって印象
たぶん
僕の方もあまり変わってないからかもしれないけど

相変わらずな感じを確認したような

空気は思ったより悪くなかったけど
帰ってきて、咳が止まらないので
上海が悪いのか東京が悪いのか自分が悪いのか
ちょっとわからない

それにしても今回は
撮影スタッフの方々がとても優秀だったので
なんとかハードな撮影を乗り切ることができました
みなさま、ありがとうございました

中国語と日本語

中国語で写真を撮っていると
なんとも気持ちが大らかになってくる

１０年前に覚えた中国語を
意外と忘れていないということに
少し驚いたけど
なんとも楽しくて
記憶が音をたてるように蘇ってくる

やはり言葉があって
身体があって
頭があるようだ

毎朝６時起きで
夜まで撮影しっぱなしなので
さすがに疲れてしまう

久しぶりに話す中国語も
だんだん思い出してきて
楽しくなってはいくけれど

さすがに夜ゴハンまで仕事に付き合うと
気持ちも滅入るので
欧米式にドライに
私いきませーんとお断りすると
さすがの上海人もビックリしていた
でも僕はあまり日本人式じゃないので
だいたい周りにも
そんなに好かれてはいないと思うけど
仕方がないということで

タクシーでヒトリホテルまで戻って
機材を置いて出かける

地下鉄に乗って
南京東路駅で降りる
南京街路を歩いて
外難のほうに向かう
なんとなく慣れた道だけど

夜景は昔よりも鈍くなっていたような気もするけど
確かにそこに上海はあって
僕は冷たい海からの風に吹かれている

なんとなーくテキトウに歩いて行くと
なんとなーく気持ちも和らいで
だんだん浮遊してくる
旅というのはそうやって
風に吹かれて漂っているということなのかもしれない

深夜バスみたいな座席の飛行機に乗って上海へ向かう
揺れる機体に不安を抱きながらも
辛うじて海を越える
10年前、大阪南港から船に乗って越えた大きな海

いつも変わらないのは生き方だ
それが歌舞伎なのかエスプリなのかFW的なのか
ただ変わらないのか変わったのか
とにかく旅は続いているようにみえるだけ

上海は確かにだいぶ変わっている
それ以上に自分も変わっている
思い出を旅してもロクなことにならないのを知っている
知ってはいるけどセンチメンタルな気持ちを求めて
夜の外難へ向かう地下鉄2号線に乗る
それにしてもいろんな国で地下鉄に乗るのが好きだ

途中で
満員列車の車両の中を
スピーカーで音楽を流しながら
マイクで歌って歩く若い夫婦がいた
お母さんが子どもを抱えながら歩いてお金を集めている
その後ろを頭を下げながら唄を歌って歩くお父さん
ほっぺが真っ赤っかで煤けたジャケットを着ていた
行動的な物乞いというのだろうか
生きるために
きっと今でもきっと
上海駅の建物の外では
そんなふうな浮浪路上生活者たちがいるんだろうか

それにしてもこの寒さは身にしみる
上海がこんなにも寒かったなんて想像もつかなかった
外難で10年振りに見た夜景はなんだか
鈍い光を放っていて
あの時プージャンホテルから独り宛もなく彷徨い歩いた感動を
なんとも思い出そうとするのだけど
確かに今と同じようにどこか違和感を感じていたようにも記憶する