因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2020年9月の観劇と俳句の予定

2020-09-02 | お知らせ
 昨日から気温が下がり、残暑も和らいで凌ぎやすくなりました。秋の訪れにはいつもほっとしますが、今年はどうしても不安が募ります。まだまだ感染予防の緊張は解けません。すべての座組が可能な限りの対策で備えておられ、その労苦は察するに余りあります。どうか無事に稽古が進み、初日を迎えられますよう。

演劇企画イロトリドリノハナvol.3
 『明日―1945年8月8日・長崎―』井上光晴の原作は、長崎に原子爆弾が投下される8月9日の前日、8月8日の人々のことを描いた小説だ。非常に寡黙な作品で、淡々とした筆致からは声高な反戦のメッセージとは異なる深い悲しみが伝わる。黒木和雄監督による映画『TOMORROW 明日』(1988年)は、原作の静けさそのままに演出も音楽も抑制され、絶妙な配役も相まって、いまだに忘れられない。昨年の夏、劇団青年座が舞台化しているが、イロトリドリノハナ主宰の森下知香による脚本・演出はどのようなものになるのか。
*演劇集団円・プラスワン企画 内藤裕子作・演出『初萩ノ花』
 2014年の初演(blog記事)は、読売演劇大賞優秀作品賞ならびに優秀主演女優賞(高林由紀子)、鶴屋南北戯曲賞ノミネートの高評価を得た。杉田家の人々との再会が待ち遠しい。
*演劇集団円トライアルリーディング公演 別役実作 内藤裕子演出『虫たちの日』 1990年の梅の季節、渋谷ジャンジャンで中村伸郎と平木久子の共演を観た記憶がある。とても懐かしい作品だ。今回は橋爪功と福井裕子で。
九月大歌舞伎
 例年なら初代中村吉右衛門ゆかりの演目がずらりと並ぶ「秀山祭」だが、今年は八月納涼大歌舞伎に続いて1演目ずつの4部制の特殊興行となる。秀山ゆかりの狂言として、「双蝶々曲輪日記」より「引窓」のみ観劇予定。7か月ぶりの歌舞伎座だ。イヤホンガイドの貸出も再開される!
*劇団民藝公演 クリストファー・デュラング作 丹野郁弓翻訳・演出『ワーニャ、ソーニャ、マーシャ、と、スパイク』
 チェーホフ作品のスピンオフ風かなと思いきや、舞台はアメリカはペンシルベニア州に住む一家の物語とのこと。「不幸せな人々をめぐる喜劇」と評された作品で、中高年世代の生きづらさが醸し出す哀感を描いて観客をうならせたというから、やはりチェーホフ色濃厚では?
 
 俳句もすべてオンラインまたはメールによる句会で継続中です。
*十六夜句会 「残る蚊」「水澄む」、(なみ)詠み込み
*かさゝぎ俳句勉強会 季語は「栗」、枕詞は「ぬばたまの」と「しろたへの」
*金星句会 「鰯雲」「夜長」
コメント   この記事についてブログを書く
« Ring-Bong lavo vol.2『ああ... | トップ | 演劇企画イロトリドリノハナv... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お知らせ」カテゴリの最新記事