因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

福田恆存生誕百年記念公演『一族再會』

2011-11-20 | 舞台

*福田恆存作 菊池准演出 公式サイトはこちら シアターグリーン 20日で終了
 福田恆存作品についての記事→(1,2)
  一杯道具の左右を効果的に使い、離婚寸前の夫婦が互いに別の相手を口説きながら思いもよらない展開になる。わずか50分の、上品なコントのような劇である。
 

 劇場と劇団、戯曲との相性は大切だ。日ごろからなじんだ空間か、そうでないかは入った瞬間にわかる。残念ながら本日の舞台は後者であった。
  どこがどのように、と具体的に書けない。書くとしたら俳優さんのお化粧や衣装がなどと、ほとんど好みの問題になりそうだが、目に見えるもの、台詞の言い方など、さまざまなものに違和感を覚えた。これが懐かしい千石の三百人劇場であったら・・・と想像するのは虚しく、劇団の方々にも失礼なのだろうけれど。
 ともかく自分は、最後まで劇場の空気にびっくりするくらいなじめず、集中できなかった。
 こういう日の帰り道はほんとうに足取りが重い。
 開幕前にすでに敗色が漂い、上演中に盛り返すことはできず、結局負けてしまったのだから。

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