因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

因幡屋2019年2月の観劇と句会

2019-02-01 | お知らせ

 まだ書いていない1月の観劇記があるというのに、もう2月です。面目ない!行きたいけれどもむずかしいものも含めて、以下ご参考までに。どこかでお目にかかれるかもしれません。
劇団タルオルム 一人芝居『チマチョゴリ』
「私の名はカン ハナ。朝鮮学校に通う高校三年生。私たちには制服が2着あります」(公演チラシより)。80年代後半から90年代はじめ、全国各地で頻発したチョゴリ切り裂き事件の渦中にあった東京朝高生に取材した物語。今年1月に大阪で初演、東京公演は2月1日の2回公演のみ。タルオルム主宰で、本作の作・演出の金民樹は、同じく大阪を拠点に活動する劇団May(1,2,3,4,5,6,7,8,)公演への客演で何度も拝見しており、「魂」を強く感じさせる演劇人である。
*劇団民藝『正造の石』1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33
,34,35,36,37) 明治時代末期、足尾銅山の鉱毒被害でふるさとを失った新田サチが、東京で様々な人と出会い、別れ、成長していくすがたを描いた物語。2014年1月、NHK土曜ドラマで池端俊策脚本、尾野真千子主演の『足尾から来た女』が放送されたが、今回の公演は池端と河本瑞貴両氏によるものと思われる。民藝らしい社会性の強い舞台が期待される。
二月大歌舞伎
 1月は首都四座で歌舞伎公演が行われたのにとうとうひとつも見ることができず、やっと「初歌舞伎」となる。昼の部の「義経千本桜」の「すし屋」など3演目が、40歳で早逝した初代尾上辰之助の三十三回忌追善狂言だ。昼の部「すし屋」のいがみの権太、夜の部「名月八幡祭」で縮屋新助を演じるのは、辰之助の長男尾上松緑。
*シアターコクーン・オンレパートリー2019『唐版 風の又三郎』
 74年状況劇場で初演された
本作は唐十郎最高傑作の呼び声高く、演じる側はもちろん、観客にとっても憧れの作品だ。

 ほかに下北沢ウェーブ2019、Pカンパニーによる古川健(劇団チョコレートケーキ)書下ろし『拝啓、衆議院議長様』、くちびるの会主宰の山本タカ作・演出による吉祥寺ファミリーシアタープロジェクト『よふかしの国』などなど。

 俳句関連は以下の通り。
*かさゝぎ俳句勉強会 「遅日」「春泥」「白魚」
*十六夜句会「薄氷」「貝寄風」+席題
*演劇人句会「余寒」「白魚」詠み込み「ムス」…1月の句会の折、なぜか銀漢亭にブラームスの弦楽六重奏曲第1番が流れており、それで決まった「ムス」である。これを聞くと反射的に唐十郎の『秘密の花園』が思い浮かぶのだが、昨年からもうひとつ舞台が増えた。大西弘記作 関根信一演出 青年劇場公演『きみはいくさに征ったけれど』
*金星句会「寒明」「春の蚊」
 所属しております俳句結社の俳誌「銀漢」におきまして、先月から「久保田万太郎覚書~それだけのこと~」の連載を担うことになりました。演劇人句会でご一緒している演劇評論家の江森盛夫さんが、ご自分のブログのなかで拙稿ならびに拙句をご紹介してくださいましてまことに恐縮、光栄の行ったり来たり…なんてふざけてないで、身の丈に合ったことを、でも少しずつ頑張って、この1年を走ります。

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