ここは、
トランジェルダの履歴書用証明写真機。
銀さん「写りが悪いワケじゃねぇ。その写真に写った2割増しブサイクがアンタの現実の姿なんだよ」
(ウィーン)
銀さん「………」
マダオ「2割どころか8割別人が写ってるよォ!! 写りが悪い所の騒ぎじゃねェだろ!! 誰だコレェェェェ!? 何で髪がのびてんだ!?」
銀さん「だからそれはアンタの妄想。これが現実。今迄人生をつづってきたアンタはただのゴーストライターに過ぎなかったんだよ」
マダオ「誰がゴーストライターだ!!」
銀さん「椅子の高さ、ちゃんと調整した?」
マダオ「椅子の高さでこんなに見え方変わるワケねェだろ」
銀さん「いや椅子が低すぎてアンタの背後に立つご先祖様でも写っちゃったんじゃねェのコレ。グラサンかけてるし。守護霊の幽霊雷太(ゴーストライタ)さんだろ、コレ」
マダオ「幽霊雷太さんて誰!? そもそもグラサンなんて代々受け継いでないからウチ」