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イングランド2-0アメリカ

2008-05-29 | soccer(England)
ファビオ・カペッロ率いるイングランド代表が勝利を収めた。ユーロ(欧州選手権)2008本大会には出場できないイングランドだったが、米国代表との親善試合はジョン・テリーとスティーブン・ジェラードの得点により2-0で勝利。ドメネク率いるフランスに敗れたカペッロにとっては何としても必要な白星だった。どちらのチームも全く手を抜く気配はなく、親善試合にとってはやり過ぎと言えるほどの激しいぶつかり合いも繰り広げられた。イングランドは勝ったとはいえ試合を支配できたわけではなく、敗れた米国の戦いぶりも堂々としたものだった。ウェンブリー・スタジアムの観客は試合の最初から最後まで伝統的な応援の歌を歌い続けていた。

ファビオ・カペッロの起用したスターティングイレブンの中には、先日モスクワでチャンピオンズリーグ決勝を戦ったマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーのメンバーも数多く含まれていた。就任3試合目となるカペッロがキャプテンマークを託したのは、PK戦で悪い意味での主役となってしまったジョン・テリー。キックオフ前には、フランスとの親善試合で代表通算100試合出場を達成したロサンゼルス・ギャラクシーのMFデイビッド・ベッカムに対し、イングランドのサッカー界の伝説の名手ボビー・チャールトンからトロフィーが贈呈された。

序盤はなかなか試合が動かない。イングランドは相手ゴール前に攻め入ることができず、逆にジェームズの守るゴールが脅かされる場面もあった。親善試合にもかかわらず激しいボディコンタクトが目立ち、米国の選手たちはイングランドの攻撃を止めるため何度もファウルを犯していた。

徐々に攻撃の手を強めたイングランドは、34分にルーニーのクロスに合わせたデフォーが惜しいチャンスを迎える。ルーニーはイングランドの攻撃陣で最もよく動いていた選手の1人だった。38分にはデイビッド・ベッカムの完ぺきなフリーキックに強烈なヘディングで合わせたジョン・テリーが先制ゴールを奪った。テリーは代表44試合出場で4点目のゴール。聖地ウェンブリーでの得点でキャプテンとしての出場を祝うと同時に、モスクワでの悪夢も払拭(ふっしょく)することができた。

テリーのゴールで完全に目を覚ましたイングランドは何度も米国のゴールに迫る。後半開始直後には米国のジョンソンの左足ボレーシュートがわずかにポストの外側に外れてイングランドを震え上がらせたが、その後はまたイングランドが攻勢に立った。59分にはスティーブン・ジェラードのシュートが米国のゴールに突き刺さって追加点。その後は両監督ともにメンバーを入れ替え始めた。米国も相手ゴールに襲い掛かり、ジェームズの危なっかしい飛び出しでイングランドのサポーターが背筋を冷やす場面もあった。2分のロスタイムを経てタイムアップの笛が鳴ると、7万人以上の大観衆は盛大な拍手でファビオ・カペッロ率いるイングランド代表の2勝目を祝った。
[スポナビ]


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