18日からスタート(集合は17日)した日本代表合宿の練習3日目、バーゼルの中田浩二が合流し、代表23人全員が揃った。
午前の練習では、フィジカル最後のメニューとして、ピッチ周囲300メートルを50秒で走るランニングを、宮本恒靖(G大阪)、中澤佑二(横浜FM)、田中 誠(磐田)、坪井慶介(浦和)と、加地 亮(G大阪)、駒野友一(広島)、中盤は小野伸二(浦和)、福西崇史(磐田)、中村俊輔(セルティック)、もうひとグループは中田英寿(ボルトン)、稲本潤一(ウエストブロムウィッチ)、遠藤保仁(G大阪)の組み分けで10本と、「この合宿で一番苦しいフィジカル」(里内フィジカルコーチ)をこなした。
GK陣は、別のトレーニングメニューを室内で行い、前日離脱した三都主アレサンドロ(浦和)、復帰したばかりの柳沢 敦(鹿島)と、腹痛で初日に離脱していた小笠原満男(鹿島)、合流の遅れた高原直泰(ハンブルガーSV)、大黒将志(グルノーブル)、中田浩二は、別のランニングメニューだった。
午後には、いよいよ「ジーコの担当」と監督が話していたメニューに入り、ストレッチの後、2チーム(1組8人)と4チーム(1組4人)によるボール回しを行った。相手のタイミングや動き出しなどをよく知ることと、非常に狭いスペースをマーカーで作り最後まで短いパスをつないでDFを打開することを目的とするこの練習で、国内合宿初となるビブスによるチーム分けがなされた。
8対8では、各ポジションを2つに分けた格好で、ビブス組は中澤、坪井、駒野、稲本、遠藤、小笠原、中村、柳沢、ビブスのない組は宮本、田中、加地、福西、小野、中田、玉田、巻 誠一郎(千葉)とに分かれた。その後に行われた4対4(2チームずつ総あたり)では、グリーンのビブスが坪井、中村、稲本、巻、黄色が中沢、駒野、小笠原、柳沢、赤が田中、遠藤、小野、福西、ビブスなしが宮本、加地、中田、玉田だった。
なお、GKの川口能活(磐田)が左アキレス腱の軽い痛みで治療と休養、高原、大黒、中田浩二、三都主は午後も別メニューとなった。
この日は、午前中は30度近くまで気温が上昇したものの、午後は一転、どしゃぶりの中でのトレーニングとなり、ドイツでも想定される変化の激しい天候の中でも、選手たちは高い集中力を見せていた。(記事抜粋)
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