”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2009年09月09日 23時17分19秒 | Weblog
9月9日(水)晴

今日9月9日は重陽の節句です。別名菊の節句とも言います。現在ではほとんど消えてしまった日本の行事ですが1月の上巳の節句、3月の桃の節句、5月の端午の節句、7月の七夕と並んで五節句と言われた季節の行事です。元々は陰陽道で言う「陽」が奇数を現し、奇数の極である9が重なることから重陽と言われたようです。
平安時代の女官は前の晩に菊の花のつぼみに綿をかぶせて菊の香りと夜露に濡れた綿で体を拭き無病息災を祈ったと言います。このことは清少納言の枕草子にも出てくるそうです。新暦では菊にちょっと早すぎるのでなじみにくいのかもしれません。菊は元々中国から長寿の薬草として伝わった花ですから夜露で濡らした綿で体を拭くと言うのは医学的にも良いことなのかもしれません。ともあれ季節の変わり目にあたって無病息災を願う古代日本人の習慣になっていったようです。節句は元々中国から伝わった行事ですが、日本人の手によって様々な変化をしながら伝統的な文化に昇華して行きました。明治以後の新暦になって季節感が合わないために忘れらて行くものなのかもしれません。日本人の伝統的な季節感を現した行事が失われて行くのはちょっと寂しい気持ちです。

昨日の写真の滝は七ツ釜滝です。多分ご存じないとは思いますが。
ところで今日の写真はモルツマーメイドⅡ号の進水式の写真です。今から12年ほど前に堀江謙一さんが還暦に合わせて再度太平洋横断をするために作られたヨットです。三重県の四日市の鈴木造船さんで作成されたカタマラン(双胴艇)です。船体は業務用のビア樽を溶接でつなぎ合わせたもので、セールはペットボトルの再生で作られたものだそうです。当時三重に勤務していた関係で進水式にも参加させていただき堀江さんともお話させていただきました。翌年堀江さんはサンフランシスコからハワイ経由で西宮ヨットハーバーに無事横断しました。
今日はこれまでです。それではまた。
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