4月11日(火)
今日は昨日に続きRFIDタグの話です。
RFID(Redio Frequency Identification)タグとはICチップとアンテナを何らかの外装に組み込んだタグとリーダライターとの間で情報交換を行うことによりタグに貼付した情報を読み自動認識する技術を言います。まだ呼び方も統一されていないので、非接触型ICタグ・RFタグ・無線タグ・電子タグ・ICタグなどいろいろな呼び方をされています。
RFIDタグが磁気カードとかバーコード等と比べて優れている点は
①離れた場所から情報の読み書きができること
②箱等に梱包されている中にあっても開梱せずに読み書きができること
③物品が移動している最中でも読み書きや認識ができること
④物品に貼付したタグは取り外して再利用ができること。
⑤経年劣化や衝撃などに強い耐久性があること
などがあげられます。この特徴を利用して、物流管理・資産管理・在庫管理・入退出管理・空港手荷物管理・生鮮食品の流通トレーサビリティなど幅広い応用が期待されている技術です。
RFIDタグの種類は周波数帯によりいくつかの方式があり、タグに電池を内臓したアクティブタイプとそうでないパッシブタイプがあります。電池を内蔵すると形状が大きくなったり、電池交換の必要性などの課題があるので用途が限られてしまうためパッシブタイプが期待されています。
周波数帯には
①長波帯(~135KHz) 通信距離~10cm
②短波帯(13.5MHz) 通信距離~30cm
③UHF帯(860~960MHz) 通信距離 5m程度
④マイクロ波帯(2.45GHz) 通信距離~2m以内
などがあります。
これからもわかるように通信距離が長くとれるUHF帯タグが作業効率よくやハンドリングがしやすいため一番注目されているわけです。そこでUHF帯のRFIDタグを活用したソリューションが応用範囲が広く将来いろいろな分野で応用されるものと思われます。
今日はなぜパッシブタイプのUHF帯RFIDタグを中心にビジネス展開するのかを説明したつもりなのですがご理解いただけましたでしょうか。明日以降はこのタグを活用する分野とビジネスモデルについて考察していきたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。これに懲りずに明日以降もよろしくお願いします。では
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