”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話(ウォーキング編17-09)

2017年12月07日 10時00分38秒 | 趣味

12月7日(木)

さて今日は昨日12月6日(水)の「楊輝荘庭園」探訪の報告をしましょう。
前日の飲み過ぎで少々頭痛気味でしたが、庭園探訪講座も今回が最終回と言うことで参加してきました。楊輝荘は名古屋松坂屋創業者である伊藤次郎左衛門祐民氏によって1918年(大正7年)に創建された別邸で名古屋における民間の迎賓館として各界の要人や文化人の社交場となって華やぎまたアジア(タイ)の留学生が寄宿して国際的なコミュニティを形成した場所でもあったようです。
かつては覚王山日泰寺の東側に広大な敷地を有していたそうですが現在は南北に分断するようにマンションが建ってしまい北園と南園別れてしまっています。
北園には池泉回遊式庭園があり、三賞亭と言う茶室などがあります。現在建物等の工事中でちょっと残念でしたが来春には整備されるそうなので見てみたいところです。


この時期は池には枯れ葉がいっぱいでなかなか綺麗にならないそうです。ただここから西には日泰寺の五重塔が借景となりかつ池に写ると言った素晴らしい眺めになるようです。この日は池には枯れ葉ばかりでちょっと残念。


北園の館の板塀は「うろこ壁」と言ってうろこのように貼り合わせた壁になっていてちょっと特徴的です。


南館はホテルのような作りになっていて、各部屋毎に特徴的な建築方法を取り入れた部屋になっています。床板の張り方、照明の方法等いっぱい趣向を凝らした作りをしているのが興味深かった。また地下には能舞台があったり、印度の仏教画が飾られた石造りの部屋や地下トンネルがあったり非常に興味深い屋敷になっていました。



今回はあまり歩かないウォーキングになりましたが、名古屋の歴史的建物を見る機会ができて良かったと思います。伊藤次郎左衛門祐民と言う人は松坂屋創業者ですが伊藤家の15代当主と言うことで、元を辿ると織田信長の小姓だった伊藤蘭丸なんですね。同じ小姓だった森蘭丸は本能寺で信長と共に果てますが伊藤蘭丸はこの時武士を廃業して商人になったそうです。その当時からの付き合いで建築工事は必ず竹中工務店が請け負っているのだそうな・・・。
また春に改装がが終わった頃是非一度ご覧になると良いと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする