”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2012年10月11日 20時57分15秒 | Weblog

10月11日(木)晴時々曇

今日勤務先でみんなに話をする機会があり、時代と共に我々の置かれている環境が変わってきていることを取りとめもなく話してしまいました。現在の企業人と我々が若かったころのでは働く環境が大きく変わってきています。それを理解せずに近頃の若い者は・・・・・と言ったところで時代錯誤の講釈を述べてもまったく意味がありません。
まず現代の仕事と言うのは一人の力で完結しないと言うこと。多くの役割を持った人の力で初めて完結する仕事と言うものが多い訳です。従って達成感とか充実感が得にくくなっていることがあげられます。このことは精神的にストレスが溜まり易い環境にあると言えます。ですからやみくもに我慢が足りないとか辛抱できない人が多くなったとは言えません。昔より、より精神的な充足感を味わえるような努力が求められるような気がします。
第二に成果主義のようなアメリカ的評価制度により、個人の目標達成により重点がおかれ、それぞれが自分のことで精いっぱいになってしまい、他人を思いやったり、手助けすることが難しくなってきたことです。このことは人に対する思いやりと言った人間として基本になる美点が失われつつある環境にあるような気がします。それは仲間意識を薄れさせ自分だけ良ければ良いと言った風潮を創り出しやすい環境になったと言う事です。従って評価制度はともかく、意識的に他人を思いやるように仕向けるマネージメントの力が要求されるような気がします。
単に近頃の若者は・・・・・と言う前に、我々も今の置かれている環境を考えながら接して行くことが大切だと自分は思っています。若い人達と接していて、自分は恵まれた時代環境にいたことを改めて感じると共に、彼らに失われつつある精神的な余裕を補充するのが我々老年世代の務めなのかもしれません。かく言う自分がどうかと言われるとちょっとできていないかもしれませんが。
戯言でした。それではまた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする