”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2009年12月15日 21時13分59秒 | Weblog
12月15日(火)晴のち曇

今日も相変わらず船の話をします。
船が航海する時には、海の地図である海図が必要ですが、海図は1967年の条約でその表記方法が世界共通になりました。そして条約に加盟している国々がそれぞれ周辺の海域の海図を作成しています。従って表記方法は同じですが言葉がそれぞれの国になっています。それでは全世界の海図を発行している国はどこでしょうか?

多分なんとなく想像がつくと思いますが答えは想像通りのイギリスです。イギリスではそれぞれの国が作成した海図を翻訳して全世界の海図を作成しています。さすがに7つの海を制覇したことのある国らしいですね。僕の船には日本語版の伊勢湾周辺の海図が3枚あるだけですが、海図を見ているといろいろおもしろいことがわかります。一つ紹介すると、灯台の灯りは区別がつくようにすべて異なっています。海図の灯台のマークの下に点滅の周期が記されていて、灯りを見ればどこの灯台かわかるようになっているのです。もっとも最近では灯台もその役割をGPSに奪われてしまっているようです。「おいら岬の、燈台守の・・・・」と言う歌がありましたが今ではその苦労はわからないかもしれませんね。

さてところで海図の中には水深が書かれていますが一つやっかいな問題があります。満潮と干潮で水深が変わってしまいます。船にとって座礁ほど恐いものはありませんから水深は、海図の中でも非常に重要な情報です。そこで海図に書かれた水深は干潮時の深さを示すことになっています。そうでなければ困ってしまいます。満潮時でも干潮時でもいつでも安全に航行するために最悪の干潮時でも「水深は○○ありますよ」と言う意味になります。
それでは海図に書かれた山の高さはどこからの高さなのでしょうか?山の高さは一般の地図と同じです。海面からの高さですよね。でも海面は満潮と干潮では異なるのでどうしているのでしょうか?
実は山の高さは満潮時と干潮時の平均をとった海面からの高さを表しています。ですから海底からの高さは水深+山の高さより必ず高くなっているのです。

つまらない話でしたね。もう少しおもしろそうなネタを考えておくことにしましょう。
それではまた。
コメント
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