ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.3.22 ハーセプチン152回目(3倍量15回目)、ナベルビン28クール1回目

2012-03-22 21:39:43 | 治療日記
 今日は昨日に比べてかなり暖かく、春らしい日という予報。6日ぶりに登校する息子と夫を送り出した後、昨日に続いてブーツを脱いでショートコートで出かけた。朝はまだ寒さが残っているし、日中の暖かい時間は病院にいて、帰路は明日の雨を彷彿とさせる曇天と、残念ながら春の日の恩恵を被ることは出来なかった。

 今朝は最寄駅でもJR乗換駅でも順調に乗り継いで、2駅ほど過ぎたところで席も確保できて、車中で読書することが出来た。病院では、いつもどおりの時間に自動再来受付機にIDカードを通せた。

 今日は診察前に採血とレントゲンの予約。採血は30人待ちだったが、30分ほど待って順番が来た。今日は男性の看護師さん。4本採取で針刺は上手だったが、抜く時がちょっとひっかかって残念だった。
 2階に移動してレントゲン受付へ。こちらも10分ほど待って、正面からの撮影のみで無事に終了。
 再び1階に戻って、腫瘍内科の受付。あと小一時間は採血の結果が出ないだろうと、9階のメンタルヘルスセンターへ移動した。先月末、大雪の日に初めて訪れて以来3週間ぶりだ。「おはようございます」と挨拶をすると、受付の女性が私のことをしっかり覚えていてくださった。今日は利用券を5ポイント分、券売機で購入。前回は時間がなくて20分で止めて頂いた「リラクティブ」を正規時間の30分利用した。波の音等のヒーリング・ミュージックと心地よい光の点滅、それにバイブレーションが加わって途中で眠くなってしまうほど。連続で2ポイント分1時間利用される方も多いそうだ。
 すっかりいい気分になって退出する時、お忙しい山本先生が出てきてくださってご挨拶。今回ヒーリングのCDを監修された、ということでチラシを頂戴した。
 1階に戻り、自動血圧測定器で血圧測定。106-61、脈は79。いい感じだ。そうこうしているうちに「中待合へどうぞ」のランプが点いた。混雑した待合室でまだかまだか、とそわそわしつつ本を読んでいるより、格段に楽な時間の過ごし方だ。

 「さて、どうでしたか。」と先生から体温計を渡されて診察開始。体温は6度2分。この2週間、風邪が長引いて、いつもよりも火照り、だるさが酷かったこと、時折、胸部中央部の圧痛、鈍痛があったことをお話する。デカドロン3錠を2錠にするのは念のため次回に、ということで、今回はやはり3錠を3日分処方された。
 白血球は2700。前回4000台だったが、またいつものペースに戻った感じだ。レントゲンは前回に比べて特に変化なし。腫瘍マーカーCA15-3は1割ほど上がって再び上限値を超えた。が、先生がおっしゃるには、上限値すれすれくらいで上がったり下がったりしているのが続く分にはそれほど心配することはない、とのこと。要はナベルビンが奏功してギリギリそこで押さえてくれている、という理解だ。次回はいつものように来週水曜日に予約が入った。

 化学療法室へ移動。10分ほど待って点滴椅子に案内された。さらに30分ほどしてベッドに移動して、化学療法認定看護師のKさんが針刺。今日は圧痛があったが、逆血は全く問題なく一回でOK。最近は「ポートの調子が良いですね。」とのこと。一時は、何度も複数人で確認しても駄目で、先生が見にいらしたこともしばしばあり、かなりのストレスだった。いったいなんだったのか。
 Kさんのお話によれば、4月から乳腺外科が新しく設置されることになり、同時に病棟に異動になるそうだ。化学療法室には5人の看護師さんが付くことになり、針刺し名人のOさんが今後はリーダーとして回していくとのこと。そうなると4月からは、私が最初にお世話になった4年前からお世話になっている方は、Oさんだけになってしまう。
 春は出逢いと別れの季節だな、としみじみ思う。Kさんには「病棟に行けばまたお会い出来るけれど、なるべくなら入院はしない予定なので・・・」、と軽口を叩いた。

 今日はハーセプチン、グラニセトロンとデキサート、ナベルビン、生理食塩水の4本。ハーセプチンが始まる直前に針刺し名人Oさんの目の前でイメンド125㎎を飲む。お昼前に点滴開始。Oさんに「この病院に転院してきて丸4年が過ぎました。今年は5回目の春です。息子はまだ小6でした。転院すぐの当時は5回目の春なんて先のことはとても考えられませんでした。高校卒業まで見られれば、と思っていましたが、今は目指せ!成人式です。」と話す。Oさんも転院当時はお嬢さんが保育園児だったが、もうランドセルを背負った小学生だ。2人でしみじみとしてしまった。

 点滴中も読書をしていたが、途中どうしようもなく睡魔に襲われ、諦めて本を閉じて爆睡。
 一時間以上寝てしまった。薬をチェンジする気配は何となく気づくのだが、起きることなくお任せしてしまった。2時間20分ほどで無事終了。
 抜針はもう一人のKさん。衝撃はそれほどなかったが、ポートを強く押されてちょっと痛んだ。終了時の血圧は103-50。
ちょっと下が低いのは起きたてだったからか。

 会計へ移動。20分ほど待って無事終了。今日も5万円弱をカード支払い。いつもの院外薬局で30分ほど待ってイメンド、デカドロンを受領する。今日の薬局を含めた病院滞在時間は6時間弱。
 
 なんとかランチタイムに滑り込みで間に合い、ゆっくり食事をすることが出来た。遅い昼食が終わったのは4時近く。マグラックスを飲む。帰宅したのは、定時で仕事を上がった時の時間と同じだった。今日も今日とて一日仕事だった。

 今日は息子の終業式。午後は保護者会で成績表等が渡された。夫に代理で出席してもらったが、お父さんの参加は夫一人だったそうだ。担任から淡々とクラスの状況報告、5月の修学旅行の説明等があって終了だったとのこと。
 成績表については多くを語らない夫と息子であった。


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