ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.10.25 エンハーツ5クール目 さらに減量初回投与後18日目のこと、オンライン瞑想ヨーガクラス無事終了、その後もGoToは続く・・・

2020-10-25 22:06:51 | ASHARE (アシェア)
 昨夜は夜寝るまで下痢が続き、丑三つ時から当夜遅くまで1日で都合16回ものお手洗いの往復(新記録かもしれない)で、かなりぐったりへばっていた。夕飯も要らないくらいだったけれど、鍋焼きうどんを怖々と食し、録画したドラマをソファと一体化して視ながら、気づけば眠っていた。夫に追い立てられてお風呂に入り、自分のベッドに入ったらころんと眠りに落ち、朝、普段の時間に目覚ましが鳴るまで一度も腹痛で起きることなく6時間半も連続してよく眠れた。

 今日は午前中ASHAREさん主催「乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」の第5回目である。これまで、一度はリアルクラスに参加して頂いたことのあるリピーターさん向けに開催してきたが、リクエストが多いと伺い、どなたでも参加OKとした初めての開催である。初参加の方から数多く申し込みがあると伺い、身も引き締まる思い。

 “いつも元気だご飯が旨い”がキャッチフレーズの夫が、珍しくお腹の調子が悪いという。一昨日のお昼のタイ料理のスパイスと、夕食のガーリックたっぷりが良くなかったのかもとのこと。夫もお腹を壊したというなら、エンハーツの副作用ではなく私の方が早く症状が出たということなのか、よくわからない。

 洗濯機を廻しながら朝食の果物は、2人でお腹に優しい柿やりんごを頂く。食後の内服はミヤBM、コデイン、タケプロンとアドソルビン。
 朝食後、気持ち良い青空のもと洗濯物を干し終えた。おかげさまで今朝はお腹が落ち着いている。良かった。クラスの最中にお手洗いに駆け込むのでは洒落にならない。

 リビングをクラス仕様に整え、着替えを済ませ、クラス実施の準備完了。
 参加予定の方たちが次々にPC画面上に揃う。定刻を若干遅れて代表のUさんからの挨拶の後、すぐにクラス開始。今日も、リアルクラスの半分の45分を目途にクラスを組み立てている。

 初めての方が大勢いらっしゃるとのことだったので、全くヨガの経験がなくとも動ける易しい動きを念頭に。そして、何度も参加してくださる方には聞き飽きただろう私のサバイバーとしての履歴等も含めて自己紹介の後、ヨーガの智慧のお話をしてからॐ(オーム)を唱えてクラス開始。

 ウォーミングアップは身体を解す時間。朝、身体を温めるために即効力のある、耳を四方八方に引っ張る動き。次に手指と足の指を握手して、ぐりぐりと動かし凝り固まった足指を解す。続いて座位のまま肩甲骨を意識して、両手を丁寧に動かし深い呼吸。最後には椰子の木のポーズで思いっきり両手を伸ばしてグラウンディングを意識しながら立位。

 続いて、いつもの帰命敬禮の動きを簡単に説明し、マントラを唱えながらさらりと3回。ゆっくり立ち上がって朝ヨガの3つのポーズをご紹介した。その後は腹式呼吸から完全呼吸法をガイドしながら短い瞑想、シャヴァーサナへ。
 シヴァのキールタンを唱い、リンを鳴らしてゆっくり起き上がって頂いた後は、お馴染みのハレルヤ・キールタンを歌う。今日はお話の時間が長めだったので、予定の45分を10分ほどオーバーしてしまった。

 クラス終了後は、代表Hさんとの挨拶の後、今日も参加者お一人お一人に一言ずつ感想を頂いた。リピーターさんの方たちからはリラックス出来た、キールタンを唱うことが出来て良かった、完全呼吸法で血が巡った感じがした、自分ではなかなか上手くいかない瞑想が短い時間でもほっと出来た、とのコメント。

 初参加の方たちからも、リラックス出来た、また参加したいというという嬉しいコメントを頂いた。代表のUさんからは、初めて参加の方も他の方たちと一緒に唱って繋がった感じがしたというお話を頂けて、初めてでもオンラインでも瞑想ヨーガが出来るという感触を得たとの感想。有り難いことである。

 無事クラスが終わり、その後は若干お喋りタイム。気持ちの良い秋晴れのお天気で、午後からお出かけの方もいそうなので早めのお開きになった。
 今日は伺っていた人数の半分ほどの方が実際に参加されたが、欠席の方たちは皆無断キャンセルだったとのこと。無料でのクラス開催は無断キャンセルのハードルも低い。限界を感じつつも色々組み立ててお待ちしている側としては寂しいことである。

 さて、クラスの後、何を隠そう私もお出かけ組である。急いで後片付けをして、夫が「あと1時間で出かけると接続が上手くいって目的地に早く到着する」という。在来線でのんびり移動して旅気分を楽しみたかったのだけれど、夫曰くお腹が心配だし、新幹線で行けばあっという間だというので、それに従うことに。
 急いで洗濯物を取り入れて畳み、着替えと身支度をしてお昼過ぎに家を出た。

 さすがに、この時間からのお出かけで指定席を取る必要はないだろう、と自由席で新幹線を予約。私鉄とJRを乗り継ぎ、お昼にサンドイッチなどを駅ナカで調達。夫はお腹が心配といって何度もお手洗いに行くが、私はすっかり普通に戻って大丈夫。

 新幹線は目的駅までノンストップで乗車時間は僅か25分。3人席を2人で使って、すぐにランチタイム。車窓を流れる眺めを楽しむ時間もなく、サンドイッチを頬張っているうちに文字通りあっという間に到着してしまった。なんとこれなら通勤時間と変わらない。家を出てから到着するまで1時間半ほどである。これでは旅情等あったものではない。在来線でもあと1時間ちょっとかければ着いたものを、と思うがまぁ、いっかである。

 新幹線の駅出口と反対側の駅出口に達するまでが結構大変。在来線が良かったなぁ、と私がぶつぶつ文句を言う中、夫はしらんぷりで歩いて行く。ホテルは駅直結で今夏オープンしたばかり。駅を降りると富士山が聳えている。ちょっと雲がかかっているのが残念だけれど、本当に美しい山である。

 まずはホテルで荷物を預け、散策に出かけた。ホテルを出て直ぐの楽寿園は旧小松宮別邸。園内は約1万年前の富士山噴火の際に流れ出た溶岩の上に実生した樹木等がそこここにあり、国の天然記念物及び名勝に指定されている。市民の憩いの場といったところ。入って直ぐの動物広場や乗り物広場を見るにつけ、井の頭公園を思い出す。

 アルパカや与那国馬などが愛想良くツーショットに応えてくれる。アスレチック等や豆汽車の線路沿いにはウサギやモルモットなど癒やし系動物たち。15年前だったら○○(息子)が喜んだろうね、と夫と話しながら歩く。ちょうど今週末から菊まつりだそうで、スタッフの方たちはその準備に余念がない様子だった。

 郷土資料館では常設展示を拝見して歴史文化を学び、浮世絵の絵はがきを購入。歩き疲れて、お休み処で夫は甘酒、私はゆず茶でお昼に食べきれなかったパンをおやつに一休み。

 人心地着いた後は、京風の高床式数寄屋造り建物で、野口幽谷等明治を代表する日本画家による装飾絵画が見られる楽寿館へ。ちょうど、今日最後のガイドツアーに間に合った。20名近くの入館者とともに30分ほど館内を廻った。溶岩の間からの湧水により毎日水位が変化するという小浜池は、渇水時が長く、今年は平成10年、16年、23年に満水になって以来ほぼ10年に1度の満水の年、なのだそうだ。

 私は、社会人になって1年目、職場の親睦旅行で訪れて以来35年ぶりの来訪である。このタイミングで、我ながら凄いとびっくり。満水の池をバックに楽寿館の写真もしっかり撮影してきた。今はまだ青紅葉だけれど、1ヶ月もしたら紅葉がどんなにか美しいだろう。

 すっかり歩き疲れて、そのまま三嶋大社をお参りしてくるという当初の目論見は崩れ、お参りは明日廻しにしてホテルに戻ってお休みすることに。
 チェックインしてクーポン券を頂く。GoToの地域限定クーポン以外に市の宿泊喚起クーポンも頂いてびっくり。お部屋は高層階で窓の外には美しい富士山を独り占めの感じ。一昨日はリバーフロント、今日はマウントフジフロントである。ああ、贅沢。

 お茶で一服して夕食のレストラン探し。ここは鰻も有名で、そういえば30年前の旅行の時には老舗の鰻屋さんで立派な鰻重を頂いたことを思い出した。今日は夫が探した和食処へタクシーで向かった。美術館に併設されたこちらからは、ライトアップされた日本庭園が美しい。お寿司や天麩羅、名物の桜エビが入ったコロッケ、金目鯛干物などに舌鼓を打ち、お土産に富士山のミネラルウォーターを頂いた。食後は庭園を散策。漆黒の空に半月が美しかった。

 帰路は徒歩5分の私鉄駅までぶらぶらと歩き、三両編成の可愛い電車で駅まで戻ってきた。ホテル内のカフェでお茶をするつもりが、タッチの差でクローズ。ホテルのツーリストラウンジで珈琲を頂き、明日のランチの予約をして部屋に戻った。

 この後は、最上階地上60メートルの露天風呂付大浴場を楽しむ予定である。明日は季節外れの最後の夏休み、である。


(追記)ASHAREさんの活動レポートに取り上げて頂きました。
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