Amazonで買い物するときに心がけているコトを書き出してみる

近年、ショッピングサイトとしてのAmazonの信頼性を損ねている事象が大きく2つあるじゃないですか。ひとつは悪徳業者が跋扈するマーケットプレイスの問題、そしてもうひとつは「やらせ」が横行しているレビュー欄の問題。

マーケットプレイスの悪徳業者の問題はかなり以前からある話ではありますが、ここ4〜5年くらいの間にどんどん状況が悪化しているように見受けられます。この問題については、ITジャーナリストの本田雅一氏のYouTube動画なんかでわかりやすく解説されています。

あと最近だと、予約受付が開始されたばかりのPS5を定価の10倍で売りつけようとするマーケットプレイス業者が居て話題になってましたね。これはさすがにAmazon側で排除したようですが。

PS5予約開始も高額出品続出、中には50万円の出品 Twitterでは怒りの声 ソニー「高額出品やめて」 - ITmedia NEWS

そしてもうひとつの「やらせレビュー」問題については、レビュワーに謝礼を支払って実際にAmazonで商品を購入させ、自社製品の☆5レビューを書いて貰う、もしくはライバルメーカーの商品の☆1レビューを書いて貰うというケースが横行しているようですね。

やらせレビュー、執念の追跡 冗舌な酒席でつかんだ尻尾:朝日新聞デジタル

こうしたレビューを取り締まるコトができれば一番良いんですが、実際に商品をAmazonから購入してレビューを買いているとなるとやらせか否かの判断は非常に難しく、撲滅するのは極めて困難でしょう。

こうした状況を鑑みると「Amazonで買い物をしない」という選択がもっとも賢いようにも思いますが、私のようにショッピングのみならずコンテンツプラットフォームとしてもAmazonに依存していると、なかなかそうも行かないワケです(まんまと囲い込まれているともいう)。それに、ひとつのサイト内で取り扱われている商品点数はAmazonが圧倒的だし、プライム会員だとお急ぎ便無料でなんやかんや便利だし……。

そんなワケで、今もAmazonでの買い物を続けている私なんですが、上記の問題を回避するためにいくつか心がけているコトがあります。今回は、その内容についてちょっとまとめてみようかなと。

Amazonで買い物するときのフローチャート

んで、まず自分がAmazonでなにか買いたいと思い立ったときから、実際に購入するまでの流れをフローチャートにしてみたのでした(クリックで大きい画像が開きます)。

いろいろ長くなるので要点を先にまとめますと、

  • Amazon内だけでなく、他サイトからも情報収集する
  • 商品検索をする際はメーカーやブランドを絞ったほうが無難
  • マケプレ業者は自分の知っているショップや、有名メーカーが公式にやっているものだけ信用する
  • 知らないマケプレ業者しか取り扱いがない場合、Amazon以外の場で購入することを検討する

の4点が重要と考えます。

商品を検索するときの流れ

一番楽なのは、欲しい商品が具体的に決まっており、Amazon自身がその商品を取り扱っているパターン。これはほぼ迷うコトなく購入まで行きます。ここでいう「具体的」というのは、型番レベルまで決まっているくらいのニュアンスですね。型番までいかなくても、メーカー名やブランド名まで決めているなら、それでもだいぶ楽。あとはスペックと値段のバランスを比較検討して決めるだけなので。

難しいのは、欲しいモノがあるんだけど、メーカーとかにこれといったコダワリや知識が無いとき。たとえば私の場合、最近大きなノートPCも楽に入る様なビジネスリュックが欲しくなったんですが、特にこれといった商品知識が無かったんですね。なので、Amazonで「ビジネスリュック」と検索してみると……なんかもうまったく知らないメーカーのがたくさん出てくる。正直、検索結果を見ただけではどれが良いのかよくわからない。

Amazonの場合、検索結果のトップにはだいたい「スポンサー」と書かれた商品が出てきますが、これはGoogleアドセンスなんかと同様のキーワード広告なのでスルーします。ただまー、それ以外の商品を見てみても、知らないメーカーで埋め尽くされるコトが結構多いですね。特にこういうざっくりしたキーワードだと。

得てしてそういう知らないメーカーの商品は一般的な相場より安かったりするので、「これでもいいかー」と買っちゃいそうになるコトもままあるんですが、「安物買いの銭失い」になるリスクは常に考慮しておくべきでしょう。「すぐに壊れてもその時はその時」と割り切れるモノであれば、適当な商品をエイヤッと購入しちゃうのも手だし、実際そういう買い物もたまにしています。ただ、バッテリーが内蔵されているようなモノや充電ケーブルの場合、下手すると出火したりする恐れもあるので慎重に考えた方が良い気がしますけど。

私の場合、ビジネスリュックは長く使えるものが良いなーと思っていたので、ここでAmazonではなく、Googleで「ビジネスリュック おすすめ」とかってキーワードで検索し、ヒットしたサイトをざざっと流し見して(ひとつひとつのサイトをじっくり見るのではなく、検索キーワードを変えるなりしながらざざっと数多く見たほうが良い)、複数のサイトで紹介されているブランドに当たりをつけるようにしました。私でも知っているブランドの「The North Face」、それからフィット感と耐久性に定評があるという「GREGORY」が気になったので、この2ブランドの商品に絞って検索してみるコトに。

ここで重要なのは、Amazonの検索結果からのみで判断しようとしないコトです。Amazonの検索結果は「良いモノ」が上位に来るワケではないので。特に自分があまり商品知識を持っていないジャンルでは、いったんAmazonを離れて、そのジャンルでメジャーなブランドや価格帯を調べた上で、できればメーカーなどを絞り込んで検索するのが良いですね。

知識が無い状態から選ばざるを得ない場合、つい「ベストセラー」だとかって表示されている商品に目がとまったりもしますが、アレってあんまりアテにならない気がしています。特定の期間叩き売りしていればベストセラー扱いになりそうだし。「Amazon’s Choice」のバッジも正直アテにならない……ってそういや最近「Amazon’s Choice」って見かけた記憶が無いような……?いつの間にか廃止になりました?

あと、検索結果の一覧画面に標示されるサムネイル画像に「2020年最新版」だとか「特価」だとかって文字が入っているのも除外ですね。メインのサムネイルに文字入れするのは基本的に規約違反になるようですし、そこまで必死にアピールしなきゃ売れない商品ってコトでしょうから。

商品の評判チェック

検索結果を上手いこと絞り込んだら、そこに出てきた気になる商品の評判をチェックします。なお私の場合、検索はプライム対象商品に絞り込んでます。

商品の評判はまずレビュー欄を見るコトから始めますが、基本的に☆1と☆5のレビューは読み飛ばし、☆2〜☆4のレビューを中心に読みます。絶賛していたり、逆にけなしているだけのレビューは信用性が低いものとし、メリット・デメリットをちゃんと書いているレビューを重視します。また、値段がそこそこするものの場合はこれもAmazonだけでなく、価格.comや個人ブログのレビュー記事なんかを検索し、情報を比較したりもします。だいたいの人は買って間もないタイミングでレビューするので、耐久性についてはなかなか情報が集まりにくいのが難点ですね(自分もだけど)。

なので、耐久性を気にする場合はメーカーやブランドそのものの評判を収集し、それを元に判断するのが良いかなーと思ってます。また、単に「すぐ壊れた」とだけ書かれているようなレビューはあまり参考にしません。買ったモノがすぐ壊れた人はそれをぶちまけたくなるモチベーションがあるのに対し、ちゃんと使えている人は「壊れていません」なんてわざわざ書き込む理由がありませんしね。あと、そうしたレビューはやらせの可能性も拭えませんし。

ここでAmazon以外のサイトを検索してもほとんど情報が出てこないような商品については、購入を見送るコトが多いですね(安い商品なら買うこともある)。安いとはいっても、値段が相場からあまりにもかけ離れている商品は買わないようにしています。とんでもない粗悪品の可能性がありますしね。そういう意味でも、他のサイト等で「だいたいの相場」を把握しておくことは重要。

「やらせレビュー」を書き込む側の心理を考えてみると、「多くの人の目につく場所」に書き込むのが最も効果的だと考えるのは自明であり、Amazonのレビュー欄がやらせレビューの温床になるのはまさに「多くの人がそこを見て、購入判断の基準にしている」からに他なりません。だからこそ、他の複数サイトの情報を合わせて参照する意味があるワケです。多くのサイトを横断的に見れば見るほどやらせレビューに遭遇する確率は減っていくハズなので。

……まあ、やらせレビューのせいで自分の手間が増えるというのもシャクな話ではありますが、しかしインターネットが社会的なインフラと見做されるようになって以降、真偽不明のうさん臭い情報が飛び交っているのはAmazonに限った話ではありませんからね。多角的に情報を集め、咀嚼するという行動は何かにつけ意識した方が良いと思うのです。

マーケットプレイス業者の信頼性チェック

商品の評判を調べて納得できたら、購入決定……といきたいところですが、その商品がAmazon自身の取り扱いが無く、マーケットプレイスのみの販売である場合は、そのマーケットプレイスの業者が信用できるかをチェックします。なにをもって判断するか、というのはなかなか難しいところなんですが、一番信頼性が高いのは、そもそも自分が知っているショップだったり、メーカー自身が出品している場合。メジャーなところだと、モバイルバッテリー等で有名なAnkerなんかはそうですね。SNSやブログ等でフォローしている人やショップが、「マケプレで商品売ってます!」って告知してたりするのも信用して良いでしょう。

じゃあ知らない業者の場合どうするか、って話なんですが、基本的に知らない業者からは買わない、というのが正解だと思ってます。ただ、その商品がどーしても欲しい場合、メーカー公式の直販サイトが無いか、あるいは他の大手通販サイト(ヨドバシとかビックカメラとか)で売ってないか、あるいは近隣のリアル店舗で売ってないかを調べたほうが良い気がしています。特に偽物が横行しやすい商品(一頃話題になったSDカードとか)はなおさら。面倒だからついAmazonでポチりたくはなってしまうんですが、怪しい業者はそういう「めんどくさがりな心理」を利用しているワケですよ。

もし知らない業者から買うにしても、Primeマークが付いていて出荷元がAmazonになっている(いわゆるFBA)のは最低条件かなと。それでもなお偽物を掴まされるケースもあるようですが、少なくとも相手業者にこちらの住所が渡るコトは無いですし、トラブルがあった場合に相手業者ではなくAmazonが問い合わせの一次窓口になると思うので、いくぶん気が楽になります。あと、販売元のページを開いて肯定的な評価がどれくらいついているかを見たり、中国の業者だったりしないか確認するというのも良く紹介される手法ですが、これは誤魔化そうと思えば誤魔化せると思うので、参考程度に、って感じですね(業者に対する評価はやらせレビューと同様サクラで盛るコトができそうだし、中国の業者が日本人の名前・住所を使って登録しているケースがある模様)。

書籍やCDの中古品を買いたい場合はFBAではなくPrimeマークも付いてないものを買わざるを得ない気がしますが、そうした中古品に関してはもうリスク込みで注文するしかないですね。なので個人的には、Amazonで中古品を買うコトはまずありません(過去に1度だけ、CDを買ったコトがある)。実のところ、ヤフオクとかメルカリも使ったコトないんですよね、なにかあったときに面倒くさそうだから。中古品買うなら、現物を見て直接購入したいところ。

なお、私が探していたビジネスリュックは、The North Face(シャトルデイパック)がマーケットプレイスのみの取り扱いだったのに対し、GREGORY(カバートミッションデイ)はAmazonでの取り扱いがあったので、GREGORYに決めました。値段はちょっと高かったけど、モノも良さそうだったしね(リュックの話はまた別記事で書くかも)。

明らかにうさん臭い業者しか扱ってないんだけど欲しい商品がある場合

時として、「どーしても欲しい商品」があり、それが数量限定だったりしてもう正規のルートでは手に入らず、怪しいマーケットプレイス業者ぐらいからしか入手できない……!って状況に陥るコトもあります。趣味的な商品は特に。そういうとき、ついリスクを忘れてポチってしまいたくなる衝動にかられるコトがあるのも理解できますが、そういう時こそ冷静になるべきでしょうね。最近のPS5騒動なんかはまさにそれでした。

「どうしても欲しい」という心理は転売屋や詐欺師につけ込まれる大きな隙になる、というコトを自覚したいものです。「手に入らないなら入らないで仕方ないやー」くらいのユルさで生きていたほうが、たぶん人生幸せだと思うんですよ、ええ。趣味的な商品なんて、無くても生きていけるんだからさ。往々にして、そういうのって買ったら満足しちゃってあとどうでもよくなったりするし。いやまあ、それでも辛抱できん、というのもわからんではないんですけど、その悔しさをバネに、次のチャンスは逃さないように決意を新たにした方が良いと思うんだ。

Amazonにはマーケットプレイスの出店基準をより厳しくして欲しいと願うばかりですが、マーケットプレイスがAmazonの重要な収入源にもなっている以上、自主的にそういう方向に舵を切ることも難しいんでしょうね。法律等でプラットフォーマー側の責任をもっと重くしていけば改善の方向に向かうのかもしれませんが、それだって長い時間が掛かるでしょう。なので、とりあえずやれるコトと言ったら、我々消費者の側がより賢く振る舞うしかないのだろうな、と。

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