地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

踏んだり蹴ったり。

2006年09月01日 | ethiopia
前回の記事のつづき。

病人の女性は腹痛プラス 何かどこかから出血しているらしい
一大事だ
その女性をジンマの町の病院まで運ぶため
女性と その旦那と そのお母さんとお姉さんと 
あとよくわからないけど男性2人がランド・クルーザーに乗り込んだ

私も落馬したせいで
背中が痛くて身動きがとれないので
便乗してジンマに帰ることに

ジンマまで1時間半くらい
私たちを乗せたランド・クルーザーは 家畜が横切るでこぼこ道を救急車のごとく走った

ところが・・・

一緒に乗っていた日本人専門家が車を止めた
「吐いちゃった」

えっ 病人が

専門家「違う お婆ちゃんが」

なぜ・・・

専門家「車酔いだよ。乗り慣れていないから」

そうか・・・ 一般の住民は 特に女性は
いつも近所を歩いているだけで 
車に乗ることなんてないのだ
乗ったとしても ぎゅうぎゅうに詰めた乗り合いバスで
こんなにスピード出して走ることないものね

恥ずかしそうにする おばあちゃん

おばあちゃん、かわいい。

誰かがビニール袋(エチケット袋)と水をおばあちゃんに渡して
私はポケットティッシュを差し出した
するとおばあちゃん まだビニールが開いていないまま 口を拭っている

私「違うよ 袋を破ってティッシュを取り出すんだよぉ・・・」
私「前を見たり 景色を見たりするといいよ 下向いてちゃだめだよ」


そのとき 席替えがあった
真ん中の列に4人
後ろの列に3人でそこにおばあちゃんが座っていたのだが
席替え後は 真ん中の一人が後ろに行って 後ろ4人になった

再発進

・・・しかし どうも腑に落ちない

私「こ、このチェンジは何を意味するんでしょうかね・・・」
専門家「俺もわかんないんだよねぇ」
私「ぎゅうぎゅうで座ることによって 揺れないから酔わないということですかね・・・」
専門家「そうかな・・・」

緊急なのになぜかほのぼのした笑いが出るのだけど
笑うと私の背中が痛む
痛くないポジションを必死で探してみるけど
車はぼこぼこ道を結構ぶっ飛ばしてるから
どうしても痛い

「国際電話でホリックの予約取ろうかな・・・ 帰ったらすぐ行けるように」とまで考えるんだけど

ていうかこの車内、すげー臭いし。

そして定期的に後部席から
        
おえええぇぇぇぇっ

とおばあちゃん


汚臭と 嘔吐と 背中の痛み

ジンマまでの道のりは永遠に感じられたのだった

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2 Comments

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Unknown (あかね)
2006-09-01 16:31:29
伝わってきました!

・・・むん!とした臭さ・・・

込み合った中での、汚臭はきついですね。。



早く、ホリック様に出会えることを願っています
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あかねさんへ (imonao)
2006-09-07 00:47:46
きっついですよー。しかも○ロの臭いはね。もらい○ロしちゃうかと思いました。

肩はだいぶ良くなってきたけど、まだ慢性的に痛いです。Mr. ホリックの予約とって、今か今かと待ってるところです!

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