地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

千の丘

2005年06月19日 | rwanda
Le pays des milles collines 
              -千の丘の国

ルワンダは思いがけなく美しい国だった

平らな土地が1m四方もないほど
上がったり 
   下がったり 
くね  くね
  くね  くね

首都キガリでさえも丘である
その斜面には
家々が所狭しと建つ
この国がアフリカ一の人口密度を抱えることを
明瞭に物語る

首都を少し離れると
その斜面は綺麗に耕された畑となる
バナナ、メイズ、キャッサバ、ソルガム・・・
牛遣いの少年はその横で寝そべっている

ルワンダは「アフリカのスイス」とも言われるそうだ
ではスイスは「アフリカのルワンダ」かというと
それは違うらしい・・・

その牧歌的な風景から想像するのは難しい
もちろん94年の大虐殺だ
隣人や親類が武器をとり
3ヶ月で殺された人の数は推定80万人

・・・短期間

ふと広島・長崎を思う
14万人、7万人の命は一瞬のうちに吹っ飛んだ

この国ではその何倍もの人々が
その命を奪われたのだ
他の人間の手によって

あれから11年
ルワンダは「和解」の成功例と言われる
しかし
あのことを忘れることなどできないと
この国の人々は言う

人々は何を思うのだろう

そして11年前
遥か遠くのこの地の出来事に
平和構築を志した私は
この国に何ができるだのだろう

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1 Comments

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Unknown (hanchan@yamagata)
2005-06-19 18:19:38
お久しぶりです。

最近はガーナでのことなどなかったかのように日本で働きアリに徹している私ですが、こんな文章を読んでしまうともう一度アフリカに戻りたくなります。

でも、私に今できることは、山形でアフリカを思うことだけです・・・残念だぁ。

勝手なお願いですが、私の分もそちらで頑張ってください!(笑)。
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