地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

レース前に願うこと

2007年04月12日 | swimming

今日はNumber発売日です。多分・・・

メルボルン世界水泳選手権の総括を書いています。

ちょっと日本選手にとっては厳しいことを書いてしまったかも・・・

わたくしめごときがって感じなのですが、でも心から応援しているからこそ、今回の世界選手権の結果が物足りなかったのでそういう内容になってしまいました。

アメリカの怪物・フェルプスのことも含まれているんですが、今回はフェルプスをあんまり知らないNumber読者さんに「こういう選手なんだよ」って知らせる目的があったので、紹介記事みたいになってしまいました。だからちょっと物足りないかも。

興味ある方はぜひ読んでくだされば嬉しいです。

穴があったら入りたいくらい恥ずかしいけれど・・・

 

で、今はまた新しい原稿に取り組んでいる関係で、この間元背泳ぎスイマーの稲田法子氏にお話伺ってきました。

ノリちゃんは2歳下で、何回も遠征に一緒に行ったことがあって、今でもみんなでゴハン食べたりしますけど、普段はしない真面目な話が聞けるのは、ライターという仕事をやっている醍醐味

先日も沢山面白い話聞かせてもらったのですが、かなりウケたのが、レース前の心境の話。

特に選考会みたいに、足がすくむほど物凄いプレッシャーかかるとき、招集所で何考えているかというと・・・

 

「今、地震が来てみんな泳げなくなればいいのに!!!」

 

ハイ、一致しました・・・

 

だって自分一人だけ逃げ出すことは絶対イヤだから、どうにか「みんな泳がなくていいシチュエーション」を考えた結果、「地震」。

それもプールにヒビが入るくらい大きいんだけど、もちろん誰も死んだり怪我したりしない、プール以外損害ゼロというなんとも都合のいい地震(笑)。

 

正直、ノリコみたいなスター選手でも同じこと考えていたんだーと驚きました。

本当のトップの選手はレース前、きっと違うメンタリティなんだと思ってたので。

特にノリコは凄く大舞台に強いイメージありましたからねぇ。。。

 

この間の日本選手権の、誰が勝ってもおかしくないレース前の場面で、私たちみんな、「よくあそこにいられたよねぇ」とため息をついてしまいました。