どう育む?日本語力(2) ―表現力を高める―
聞こえない子どもの多くが、日本語力に課題を抱えている。教育現場では様々な取り組みが行われているが、生徒のためにはどんな学習法が必要なのだろうか。そこで今回は各現場の取り組みを2回にわけて紹介する。
第2回目は、語彙を育む方法を考える。紹介するのは、筑波大学附属聴覚特別支援学校で開かれた授業。テレビの天気予報キャスターの言葉を活用して、生活に身近な言葉から、その言葉がもつ「表現」を学んでいる。天気予報には、「どんよりとした雲」「さわやかな秋晴れ」など、日本語ならではのニュアンスを含んだ言葉が多い。こうした表現から、日本語の豊かさを知ってもらうのが目的だ。
番組では、筑波大学附属聴覚特別支援学校の授業から、楽しみながら表現力を高めるヒントを探る。(番組紹介より抜粋)
<アンコール放送> 2016年1月9日(土) [Eテレ] 午後8時45分~9時
[再放送] 2016年1月15日(金) [Eテレ] 午後0時45分~
※放送時間は変更される場合があります
先回の番組をご覧になったでしょうか。先生と生徒と手話でコミュニケーションを取りながらの授業風景が良かったですね。
昔、「手話(手まね)はダメ、みっともない」と先生が叱られていました。口話だけの授業では先生の話が理解出来なくて、分かったふりをしていましたよね。
厳しい口話教育であったが、手話教育に変え、良い環境となったようです。変えたのは、2011年に公布された改正障害者基本法でした。そこには手話が「言語」と明記されたのです。
ろう学校にいた頃、口話が上手と先生が褒められていましたが、社会に出てから、健聴の方に話しても通じないとショックしたと覚えています(^^;;
でも、仕事の同僚や知人や手話関係者らとの会話は通じてくれています。必要な手話を教えたら、話が盛り上げられます。
口話より手話の方がより深くコミュニケーションをすることが出来るのです。
こんな辛い経験がありました(笑)