お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 故郷岡山を初めてロードバイクで走った^_^

 本来なら実家の片付けで帰省するのを利用し、岡山で9月11日に行われるブルベ100周年記念の200キロを走る予定でいたのだが、まさかのエントリー抽選落ち。休みは取ってしまったので、じゃあ100周年ジャージを着て岡山を走って気分だけでも味わおうと思ったのだ。もっともこの状況下で各地で行われる予定の100周年記念ブルベの開催は延期や中止となっており、岡山も10月3日に延期されていた。


BRM100周年ジャージ



岡山駅〜早島〜鷲羽山〜牛窓のコース


 岡山駅西口のホテルを午前5時前に出発。妹尾のカミさんの実家の前を通り、岡山ブルベのスタート地点の早島を目指す。いつか走りたい岡山ブルベの予習かな。


岡山駅西口のホテル前



ゆるびの舎



早島町役場


 ゆるびの舎(や)を確認したあとは茶屋町駅から下津井電鉄の廃線跡の歩行者・自転車専用道を5キロほどのんびりと走り、水島インターの先から鷲羽山(わしゅうざん)スカイラインに入った。


茶屋町駅。駅前には鬼がいる



下津井電鉄は住宅の間を走っていたようだ



下津井電鉄の廃線跡の歩行者・自転車専用道



下津井電鉄の廃線跡の歩行者・自転車専用道


 いきなりきつい上りが始まったが、急勾配はここだけ。あとは緩やかな上りが続いていく。最初のピークは水島展望台(標高約150メートル)。この後はアップダウンを繰り返していくのだが、児島展望台(標高約119メートル)、鷲羽山展望台(標高約120メートル)とピークが段々と低くなっていく感じだった。


水島展望台



水島展望台。水島工業地帯が臨める



鷲羽山スカイライン



鷲羽山への道標



児島展望台



児島展望台



児島展望台からは瀬戸内海が臨める



緩やかに上っていく鷲羽山スカイライン


 鷲羽山ハイランドはたぶん僕が小さい頃に行っているはずだし、娘たちが小さい頃にもおじいちゃん、おばあちゃんとも行ったので懐かしかった。


鷲羽山ハイランド


 瀬戸大橋の下を通り、緩やかに上りながら鷲羽山を目指すのだが、分岐を曲がるとあっという間にピークに到着。あれ、標高100メートルもない?(鷲羽山の山頂は133メートルだった)。ここは小さい頃から遠足などでよく来た。まさか還暦過ぎてロードバイクでくる日が来るとは。感慨深い。


瀬戸大橋が見えてきた



瀬戸大橋の真下



瀬戸大橋の記念碑(かな)



鷲羽山下電ホテル前



鷲羽山下電ホテル前



鷲羽山展望台



鷲羽山展望台



鷲羽山展望台



鷲羽山展望台



鷲羽山展望台


 鷲羽山を下った後は、岡山ブルベの鷲羽山〜牛窓ルートの逆を一部ショートカットしながらトレースした。

 児島ボートを過ぎ、車の通りも少ない海岸線を走る。渋川の海水浴場はこどものころに何度か来たなぁ。途中、由加山(ゆがさん)や王子が岳、そして山の中にあるおもちゃ王国への分岐があった。当時は何も思わなかったが、自転車乗りとして来てみるとこのあたりは坂の宝庫だったんだね。おもちゃ王国は娘たちがおじいちゃん、おばあちゃんと遊んだ懐かしいところで、ついこの前は孫たちを連れて行って、おじいちゃんとなった僕と遊んでくれた。時代はめぐる、か。


児島ボート前



児島の味野公園(橋の公園)



穏やかな瀬戸内海



渋川海水浴場



王子が岳、おもちゃ王国への分岐


 日比で内陸へ入るのだが、この地名も懐かしかった。日比製煉所はここにあったのか。

 倉敷、玉野は自転車にやさしい町なのか、「鷲羽山へ○キロ」「宇野へ○キロ」と自転車マークとともに路肩の路面にペイントされた標識があった。それが宇野駅へ着いたら「美観地区へ30キロ」に変わった。ちょっと遠すぎるし、方向がおおざっぱ(^_^;

 田井駅付近を児島半島へ向かって右へ曲がると、路面の標識に「後閑」という地名が現れた。職業柄、後閑といえば競輪選手しか知らないのだが。あとで調べると、この先にあるらしく瀬戸内の多島美が楽しめる所だったようだ。


後閑への道標



美観地区への道標


 その通りで、後閑を含め右手に瀬戸内を眺めながら児島半島を回るルートは気持ちが良かった。ブルベルートさまさま。ほとんど人や車もいないし、それに平たん。それにしても瀬戸内の海はおだやかだ。これを見慣れていたので、水平線が遙かに臨め波が押し寄せる湘南の海を見た時は衝撃的だったことを思い出した。

 児島大橋を渡り、九蟠(くばん)へ。近くには父の実家とファジアーノ岡山の練習場がある。のどかな田園地帯で遠くまで見渡せるので、いとこによると夜は練習場だけ明るく光っているそうだ。この九蟠は高校時代に釣りに来たことがある懐かしいところ。変わってなかったなぁ。


児島大橋



児島大橋。車道は自転車通行禁止



九蟠。後方は児島湾


 この後は吉井川を渡るために西大寺まで北上してから牛窓を目指す。このあたりはあまり来たことがなく、「日本のエーゲ海」ということは知っていたが、邑久(おく)郡が牛窓町、長船(おさふね)町と合併して瀬戸内市になったことも最近まで知らなかった。というか、瀬戸内市は広島のどこかだと思ってた。


牛窓へ



瀬戸内市に入る


 牛窓に着いた時点で走行距離は120キロぐらい。腹ぺこでランチ予定にしていた「青島」に飛び込んだ。注文したのは肉厚のあなご重「上」で2880円。数量限定なので予約して行ったが、店に着いた12時半ごろはお客さん誰もいなかった^^;  平日だったからかな。


「日本のエーゲ海」牛窓到着



「青島」



「青島」



肉厚のあなご重「上」


 満腹となった後はオリーブ園へ。この日最大級の激坂が待っていた(T_T) ただピークの「幸福の鐘」までは2.5キロなので何とか頑張れた。展望台からの風景は曇り空だったこともあっていまいち。残念だった。

 ピークとオリーブ園手前のレストランにはバイクラックがしっかり置いてあった。ここへ来るまでも何人かとすれ違ったし、岡山の定番コースなんだろう。すれ違ったほぼ全員が挨拶してくれたのは嬉しかった。


オリーブ園への上り



オリーブ園は左折



幸福の鐘



日本のエーゲ海。曇っていて残念



遥かに小豆島


 この後はいったん下り、ブルベルートにのっとり「道の駅 一本松展望園」を往復。オリーブ園から海へ向かって豪快に下る途中の分岐を曲がらなきゃいけないのに、下までズドーンと気持ち良く下り切ったのはご愛敬(^_^; 激坂を上り返してオリーブロードへ入る。途中にこのあたりには不似合いな洋風の公園を発見。「ミティリニ広場」で、エーゲ海に浮かぶレスボス島の中心都市ミティリニ市と友好都市となり、姉妹縁組15周年の平成9年に整備されたそうだ。


オリーブ園からの海へ向かって気持ち良すぎる下り



海まで下ってしまった



ミティリニ広場


 一本松へも最後は距離は1キロと短いが激坂が待っていた。ここは道の駅といっても高速道路の岡山ブルーラインのサービスエリアみたいなもの。どうやって入ればいいのか、いや自転車が入っていいのかどうかも分からず困った。


道の駅一本松展望園へ



道の駅一本松展望園



一本松展望園の中央展望広場


 「展望園」なのでさぞや良い景色が拝めるのだろうと期待したが、それほどでもなかったので早々に引き揚げた。しかし、あとで調べると「頂上展望台」があるじゃないか。しまった(T_T)

 帰路は遠回りして牛窓の海岸線を走るコースとなるのだが、これが最高だった。山の中のアップダウンが続き嫌気がさしたころに突然、目の前に海が広がって海水浴場が現れるなど楽しませてもらった。オリーブ園、一本松の激坂連続2本は許せないが、ここのアップダウンは許す(^o^) 


牛窓の海岸線



西脇海水浴場



西脇海水浴場


 吉井川を渡って西大寺まで帰った後は、そのまま東へ向かい百間川、旭川を渡り、アウターで上れた東山峠も越えて岡山市街地へとフィニッシュ。


岡山駅西口のホテルへ帰還


 岡山ブルベのコースをアレンジしながら久々にキューシートを作って走った182キロ。獲得標高は1551メートル。ネットの平均時速は20キロぐらいだったが、思い出に浸る時間もあったので11時間35分(グロス平均15.6キロ)もかかってしまったが、故郷岡山の新しい風景も見せてくれた。ブルベを走った気分。いいライドだった。

 残念だったのが牛窓で「しおまち唐琴通り」まで足を伸ばせなかったこと。黒島ヴィーナスロードも見てみたかった。帰ってから思い出した。

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