JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「真昼の切り裂き魔」

2018-08-19 | 映画(DVD)
「新東宝ピンク映画 ラストフィルムショー in ラピュタ阿佐ヶ谷Vol.2 ”A History of Pink~昭和から平成へ~”」

「真昼の切り裂き魔」1984年 国映 監督:滝田洋二郎

女性の下腹部を切り取って殺す残虐な切り裂き魔。雑誌編集者の亜矢はたまたま被害者の死体を発見する。ところがあるカメラ雑誌の投稿ページに掲載された写真には男が女に切りかかるさまが写っていて…。異常犯罪の世界を描いた傑作ミステリー篇。若き滝田洋二郎監督の手腕が冴える。



6月鑑賞分

若き滝田洋二郎の才能炸裂のサイコサスペンス。
「Bags Groove」の無断借用や「サイコ」をまんまなぞるという反則も含め、撮りたい絵を次々に放り込んでる感。
しかも、その料理の仕方が超エキセントリックでカッコいいんだからこれは堪らん。

ニコン、ミノルタ、ポラロイド、サングラス、赤のスタジャン、グリーンのキャップ、ベルト、シャワー、ナイフ、カッター、カーブミラー等小道具使いからTVの野球中継や地獄の黙示録バックでのからみ、ピアノトリオでの地下鉄の追っかけ、と一々カッコいい。



若い投稿カメラマン(中根徹)の礼儀知らずな口ぶりにイラつく下元史朗。

意外に転ぶ展開があり、その上、自慰狂いの織本かおる、気だるい麻生うさぎとピンク度も充分。



織本かおるのカミングアウトに下元史朗が呟く単語。恥ずかしながら聞き慣れない言葉だったんで調べたよ。「鎖陰」





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