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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「イースタン・プロミス」

2009-03-14 | 映画(DVD)
吉祥寺バウスシアター「爆音2008 世界の壊れる音、世界をつなぐ音」

「イースタンプロミス」2007年 英加米 監督:デビット・クローネンバーグ

ロンドンのある病院に身元不明のロシア人少女が運び込まれた。彼女は女の子を産み落とした後、息をひきとってしまう。手術に立ち合った助産師のアンナは、少女が残したロシア語の日記を手がかりに、その身元を割り出そうとする。
そんなアンナの前に現れたのが、謎めいた雰囲気の運転手ニコライだった。ロシアン・マフィアのために働く彼をアンナは警戒するが、ニコライは窮地に陥ったアンナをいつも助けてくれる。
やがて、日記を通じて少女とロシアン・マフィアとの関係が浮かび上がり、<法の泥棒>と呼ばれるおそろしい犯罪組織がからんでいたことが分かる。すでに後戻りできないほど、危険な場所に足を踏み入れていたことに気づくアンナ。

出てくるナイフのように実に研ぎ澄まされた緊張感の連続のロシアン・マフィアを扱うクライム・サスペンス。
爆音には少し慣れてきたようで驚かない(麻痺してきたのか

銃を使用せずナイフで切り裂き会うロシアン・マフィアの恐ろしさ。いきなり床屋のカミソリで首掻っ切られる。銃でも同じ殺人ではあるけれど殺し合いの生々しさは銃より刀、刀より刃渡りの短いナイフでこそ・・・
ファンタジー性のあったスウィニー・トッドとは比べ物にならないリアル感、緊張感。

何と言ってもヴィゴ・モーテンセンが渋い。
あの髪型、サングラス、その佇まい・・・
単なる運転手ではない事は一目瞭然。
売春婦を後から犯して見事にホモでない事を証明。事が終わって売春婦に金を渡す。「まだ、死ぬんじゃないぞ」
そしてTATOO。嫌だわ、あんなに身体中に・・・

心臓の上の星がファミリーの証。膝の星は何者にも膝まづかないという象徴。巧みにロシアン・マフィアの仕来たりが説明される。

マフィアのボスにしてもそのファミリーの床屋さんにしても悩みは可愛い息子がバカである事。
ヴァンサン・カッセルの気味の悪いファザコン息子。パパに認めてもらえない辛さと寂しさを好演です。
床屋の息子は本当に知能が低いようでアーセナル・ファン。アーセナル対チェルシーの競技場に向うサポーター達。実はこのシーンが一番爆音が効いていたような・・・

知らず知らずのうちに凶悪な組織と関わりあってしまう事になる善良なナオミ・ワッツの家族。叔父さんは元KGBとか言っているが本当かどうか。あくまで善良で安全な領域。ヴィゴ・モーテンセンにしてみれば俺に近づくとケガするぜってなもんか。

最大の見せ場はサウナでのヴィゴ・モーテンセンの全裸アクション。あまりに素早くスリリングなアクションシーンのためにボカシさえも不用だったようだ。息づまる格闘。やっぱりナイフは怖いよ~。痛そう。

単なる運転手で無い事は分かっていたが正体はそこまで行くのかと・・・。
さてさて身体をはっての事件解決、いったいヴィゴ・モーテンセンの行く末は如何に~。
と、時を忘れて次なる展開を期待していると、赤ん坊の奪還の方でのハッピー・エンドに持っていく結末も面白い。
映画を見終わっても、すーっと後を引く効果があるんですね。

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