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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「青ひげ」

2013-11-04 | 映画(DVD)
「エドガー・G・ウルマーと愉快な仲間たち」

「青ひげ」1944年 米 監督:エドガー・G・ウルマー

「青ひげ」と呼ばれる連続女性殺人犯が世を震撼させている19世紀のパリ。警察は被害者たちが必ず肖像画に描かれていることに気付き・・・。神経症的演技で恐怖を煽るジョン・キャラダインの代表作。人形劇や地下水路、揺れ動く炎といった怪奇要素、ノアール調の陰影に富んだ画面、練られた伏線と、三拍子揃った傑作ホラー。

1944年のホラー古典ですから猟奇殺人事件を扱っていても残酷描写はとっても遠まわし。
それでも時代が時代だけにサイレントや表現主義の名残りでもってホラー要素を盛り上げる。
照明効果とか見所はありますが、それはあくまで古典としての魅力。
今見ると物足りなさ、どん臭ささの部分があるのは否めません。古典としての味わいは流石です。

あやつり人形のオペラ・シーン。人形の動きは大したことないのに、これまた味があります。

痩身長躯のジョン・キャラダインの長い顔。
ただ目を剥くだけなんですけどねぇ。

青ひげを追っている警察もどん臭い。囮捜査を失敗してしまっては面目丸つぶれでしょう。
懲りずに襟飾りの秘密を知っていそうなお姉さんを泳がせて犯人逮捕しようとする、責任者に出てきてもらいたくなりますね。

青ひげのキャラダインが過去を語る長台詞も見せ場の一つ。殺人鬼になった動機にしても理解に苦しみますが、だからこその猟奇殺人鬼なんでここはOK。

ムソグルスキーの「展覧会の絵」がこんなにもホラーに合うという事を気づかせてくれたのもこの映画の魅力があってこそ、なんでしょう。

シネマヴェーラ渋谷

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