JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

世田谷文学館 「ファーブル昆虫記の世界」

2008-04-28 | 展覧会・博覧会
GWが始まりました。でも寒いです。

まずは蘆花恒春園を散策、ミニ・フィールド・アスレチック等。蘆花記念館方面には寄らず。

世田谷文学館 「ファーブル昆虫記の世界」
巨大なスカラペ・サクレがお出迎え。(TOP画像)

南フランスの小村サン・レオンに生まれたジャン=アンリ・ファーブル(1823-1915)がさまざまな昆虫の観察をおこない、その生態の研究成果をまとめて発表したのが有名な『昆虫記』(全10巻1879-1907)。ファーブルはフンコロガシ、スカラベ、ゾウムシといった地味ながら奇妙な習性をもつ昆虫を独自の方法で観察し、それらの行動の謎を解き明かしました。
『昆虫記』の先駆けとなった直筆の論文や『昆虫記』の初版を含め、関連の写真や版画など約200点を展示。

日本では誰もが知っているファーブル昆虫記も外国(祖国フランスも含め)ではあまり知られていないという。情緒的な叙述は昆虫の話に留まらずエッセイのようなもので研究者であるとともに文筆家として優れていた。古くから四季に親しみ秋の虫の声を楽しんでいた日本人の心に触れたのかもしれない。

また、虫たちの精巧なスケッチを見ていると学術と芸術の出会いを感じずにはいられない。

展示はヒジリタマオシコガネなどのフィギュアを使ったジオラマもある。なんとこれは昨夏セブンイレブンのオマケ、海洋堂の食玩を使ってのジオラマって・・・・
でもこのジオラマのおかげでHero-Nも楽しめた模様。

小学低学年がこの展示を見て昆虫記を読んでみようという気になるにのはちょっと難しいか?
子供の頃読んだ昆虫記(実は私は読んでいません)を懐かしみ、再読したくなる(今度は本格訳本で)展示でしょう。


6月8日(日)まで

常設展も見てきました。
「文学に描かれた世田谷 100年の物語」
多くの直筆原稿が展示されていますが中でも沢木耕太郎の原稿の美しさに目を瞠る。とても几帳面で美しい楷書。この文字で長い原稿を最後まで書き綴っていたとしたら驚異です。

HeroNは何故か横溝正史の角川文庫表紙が気に入ってしまった様子(危ないな
展示の最上段は彼の身長では見れないので何度も「抱き上げて見せろ」と要求されまいった。
恐くなって夜眠れなくなっても知らないぞ。

今では入手困難な「人喰蛾」もありました。読んでみたい(横溝もまったく読んだ事ないんですけど。犬神くらいです。)

4月27日

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