JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ある関係」

2018-03-24 | 映画(DVD)
「シネマヴェーラ渋谷的大映男優祭 坪内祐三とシネマヴェーラ渋谷によるセレクション」

「ある関係」1962年 大映 監督:木村恵吾 35mm

妻・淡島千景の従妹をむりやりモノにして関係を続ける船越英二。そんな時、淡島が旅行に出掛ける事になり・・・。邪魔な妻を殺そうと企てた男女がたどる驚きの運命を描いた洒落た不倫サスペンス。木村恵吾のシャープな演出が冴える。【シネマヴェーラ渋谷セレクション:船越英二七変化】



妻の従姉妹である下宿人の女子大生を手籠めにする船越英二
以降二人は離れる事のできない愛人関係に陥る。

妻の目を盗んで拙速に抱擁接吻する船越英二と三木裕子。

三木裕子が勤めている薬局の座敷から店舗にある電話に出る際の三木さんの下半身ショット
束の間の逢瀬に逸る気持ちを足元だけ捉えるクールストラッティンなカメラワークとか洒落たショットが随所に。

サスペンスとしてのハラハラはどうなんかなと思って見ていると熱海の旅館から急にコメディに転じて面食らった。
コメディ転機として登場する端役、菅井一郎と松村達雄の存在がメチャ光る。

その他にもヒステリックな山岡久乃とか薬局の主である夫婦の大宮敏充(でん助)とかよくよく考えるとかなり豪華。

淡島千景がやはり良い。倦怠に不満を抱きつつも慎ましく振る舞う妻。
同窓会の熱海旅行に出かける際の言動に謎めいた部分があるもののまさかの展開でした。

ラストは想像が付いてしまうけど、もうその時点ではコメディに転じているので「やっぱりそうなるかー」と楽しめちゃう。

原作は佐野洋。恐れ入りました。

そして何気に三木裕子さんの巨乳ぶりが気になる作品でもありました。




シネマヴェーラ渋谷

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