JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「キック・アス」

2011-01-31 | 映画(DVD)
「キック・アス」2010年 米英 監督:マシュー・ヴォーン

コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、ある日、インターネットで買ったスーツとマスクで、ヒーローとして街で活動を始める。何の能力も持たない彼はあっさり犯罪者にやられるも、捨て身の活動がネット上に動画で流され、“キック・アス”の名で一躍有名になってしまう。


前半部「スーパーヒーローに憧れる人は多いのに、何故、誰もスーパー・ヒーローを目指そうとしないんだろう」の疑問からオタクな高校生がダサいタイツコスプレでキックアスとなってのエピソードを、「はは~ん、これは私の好きなパットマンXなのだな」と思い見ていた。
それにしても何の特殊能力も持たず果敢に悪漢に向かっていく勇気(否、バカさ加減)はネットで人気爆発するように正義としてとてもカッコ良いのです。

ところが当然、彼はあっさり暴漢に刺されて車に轢かれ、病院送り。
改造手術(?)で手に入れた特殊能力が「末端神経が麻痺して痛みを感じない身体」って・・・ますます、やられキャラの道まっしぐらじゃないですか。
これからどんなユルユルなペーソスが生まれるのだろうかと思って期待。




ところが、イカす女の子のキャラ登場で物語の方向は一変。

ヒット・ガール


お見事。

最近は「ロリ趣味はまったくありません」と自信を持って言えなくなってきてるぞ。ヤバイ。

殺戮を決めたマスク越しの眼力。
苦悶にゆがませる口唇。


すばしっこいアクション。


レザースーツの胸はぺったんこな11歳。


ハイスクールルックで殺しまくるのもキュート。


オタク仲間の1人曰く
「俺、この娘が大人になるまで童貞を守る!」
その通り、このお友達、物語の最後まで女子にありつけません。

ヒット・ガール=クロエ・グレース・モレッツに尽きる映画になってしまいました。そしてR15の世界へ・・・。モチロンそれでこそ、こちらも満足てなもんです。

Hit Girl- Kick Ass

Hit-Girl Can't Be Tamed


あっという間に成長していく(撮影時11歳、日本公開来日時13歳)

自分を陥れ、妻を自殺に追い込んだフランク・ダミコ率いる犯罪組織を壊滅させるため、娘のミンディを殺人マシーンに仕込むってんだからこの親父ビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)のキチガイ度も凄まじい。

キック・アスと違ってこちらの父娘は強くてホンモノだ。
正義の心で悪をKILL

結果的には悪の組織をやっつける正義だけれど、キチガイ復讐鬼であって、純粋正義のキック・アスとは随分趣が違う。

この父娘に借りを作ったことでへなちょこヒーローのキック・アスが復讐に加担して大活躍してしまうというという流れが、このクソ映画の魅力をより光らせているんだな。

悪玉の御曹司が味のある顔してました。レッド・ミスト(クリストファー・ミンツ=プラッセ)



This Town Ain't Big Enough for Both of Us

池袋 テアトルダイヤ


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