JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

DVD 「キルビル Vol.1」

2008-02-04 | 映画(DVD)
正月にやっとのことでタラちゃんのキルビルを借りて観ました。

「キルビル Vol.1」 2003年 監督:クエンティン・タランティーノ

想像していた通り、というか想像以上にタランティーノがやりたい放題。自分の好きな物を全て詰め込みました。って感じ。
世界一熱狂的(?)な映画ファンのタランティーノだけれども好きな物を詰め込んでも、決して独りよがりにならず、観客を魅了する作品を作り上げてくれる。
例えば昭和40年代の深作を初めとするやくざ映画や上村劇画、カンフー映画のファンであればたまらない作品なんでしょう。それらに疎くたって容易に想像は付くし充分エンターテイメントとして楽しめちゃう。
ブライト(ユマ・サーマン)の復讐劇だけれど、ストーリーにはやや重みが不足しているかもしれない。だから余計にお遊び感覚が増す。青葉屋の殺戮なんてエンターテイメントというよりも、むしろこれはショウなんでしょうね。タランティーノ・チャンバラ・ショウ。
映画を鑑賞する感覚というよりPVを観ている感じ。こういう楽しみ方を提供してしまう所が恐ろしく、また個人的には新鮮ですらあった。
やっぱり音楽の使い方が上手いというのも許せちゃう要因。

劇画アニメの部分が長くてどうするんだろうと思っていたけど観終わると気にならずとても自然な感じがするので不思議。

カタコトの日本語を多様する感覚ってどうなんだろう。
日本人から観ると、それすら確信犯的に思え、懐かしい映画を狙っているようだけれど。いくら親日家とはいえそこまで考えていたら怖い。

生い立ちの強烈なオーレン・イシイ(ルーシー・リュー) が「やっちまいな」とカッコ良かったり、GOGO夕張(栗山千明)が正しい女子高生で戦ったのに、両者の死に様が無様だったのが悲しい。

バカな、バカな、バカな女の、怨み~い~ぶしぃ~・・・つづく

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年末年始DVD三昧その6

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