星空研究Memo

ここは某天文屋の外部記憶装置である。

AIP4Win (.txt) -> STD format

2010-11-07 12:27:09 | R言語

少し前に、AIP4Win Ver.2が吐き出す.txtを
RでSTD形式に変換するコードを書きました。

使用する時は、
まず頭3行にある、天体名、使用フィルター名、観測者コードと
加えて読み込むファイル名(.txt)と吐き出すファイル名(.std)を任意に指定します。

vsolj-obsへ報告の際は、
差測光の場合、比較星等級を足さなければならないので
その場合は
  V_C <- V_C + 3.46
みたいな行を適当な所に追加すれば良いと思われます。


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name <- "PERbeta"         # 天体名
band <- "V"                     # filter名
ID   <- "Iak"                    # 観測者コード

d <- read.table("TEST.txt", skip=38)   # AIP Ver.2のtxt読み込み
  attach(d)

 date <- V2
 time <- V3
 JD <- V4
 filter <- V6
 V_C <- V7
 V_C_err <- V8
 K_C <- V9
 K_C_err <- V10

    Y <- substr(date, 1, 4)          # 年を抽出
    M <- substr(date, 6, 7)          # 月を抽出
    D <- substr(date, 9, 10)         # 日を抽出

    H <- substr(time, 1, 2)          # 時を抽出
     h  <- as.integer(H)
     h9 <- h + 9                            # JSTに変換
    m <- substr(time, 4, 5)          # 分を抽出
    s <- substr(time, 7, 8)           # 秒を抽出

  YMD_JST <- paste(Y, M, D, h9, m, s, sep="")     # 年月日時間を結合

 mag <- sprintf("%5.3f%s", V_C, band)               # 等級とbandを結合
   STD <- data.frame(name, YMD_JST, mag, ID)

write.table(STD, file="TEST_STD.std", row.names=F, quote=F, col.names=F)

2010/11/06の観測

2010-11-07 04:24:52 | 観測ネタ
透明度が悪く、モヤっとした空でした。

GX Casを約5時間追いました。
前日から約1等近い減光が見られ、OUSでは観測が厳しくなってきました。
今後は明るさのチェックをしつつ、再増光など無ければ
HT Casに集中しょうと思います。

次にKT Eriを多色でパパっと撮り
HT Casへ望遠鏡を向けましたが...真っ白に曇り約1時間しか撮れませんでした。
測光の結果、一つ食を捉えられました。
今回1等近い減光を示していました。


[追記]
上記のリンク先に、HT Casの全体の光度曲線を追加しました。
OUSと共同で観測を行っている岡山のベテラン観測家 Akazawa さんのデータも一緒にプロットしています。
# 横長でちょっと大きい画像となっています。