4月9日後半
あとは帰るだけ。
帰国便は夜９時フランクフルト発。
余裕のスケジュールだったんだけどなぁ
空港まで送ってくれると言っていた友人、みちるさんは、
ドイツ在住の日本人。
今回のイベント出演のキッカケを作ってくれた人だ。
最終日は昼から一緒に過ごせたらいいね、と話してたんだけど、
小さい子供がいるので思うようにもいかず・・
そして・・
それでは、お届けしましょう。
4月9日夕方からのドキュメント！
☆４時３０分…みちるさんから電話
「旦那が帰って来ない。子供ほっておけないし、迎えに行けないかも」
５時まで待って、だめだったらタクシーで行くことに。
☆５時…「帰って来ないけど、子供つれて迎えに行くわ。
そこで待ってて、30分ぐらいで着くから。」
☆５時３０分…来ない
☆６時…とりあえず、荷物下ろそう。と運び始めたところ、みちるさん登場！
キチンとチャイルドシートに座ってる二人の息子（0歳と２歳）の間になんとか座る(笑)
空港へ出発！
☆６時１０分…通行止め！？軽く道に迷う。
☆みちるさん告白
「私、いつも道に迷うのよね。
そうそう、免許とってまだ１年なんだ」
なぬ？
☆赤ん坊泣き出す、しげちゃんなだめる。
☆マーティン（みちるさんの旦那）から電話あり。
「仕事終わったから、僕が運転して行くよ」
一同ユーターン、マーティンの事務所へ
事務所到着。
マーティン、いない。
みちるさん「来てへんやんけ！」
☆６時４０分…マーティン登場。
「道が混んでたんだよ！
車はダメだ。電車で行こう。
荷物は手伝うよ。」
え・・今から電車？
☆０歳児と２歳児とみちるさんに慌しく別れを告げ、
ほぼ初対面のマーティンと駅まで小走ることに。
事務所近くの駅
☆電車が来ない。
「ちょっと見てくる」とマーティン。
☆帰って来ない。
☆電車来たし！
☆「マーティン！！」私のわめき声がホームにむなしく響く。
☆ぶっちゃけもう、時間やばい
。えぇい、マーティンごめん！
マーティンを捨てて、地下鉄に飛び乗る。
乗換えのフランクフルト中央駅
☆またまた…電車が来ない。
☆かなり、やばい…
「ちょっと、見て来る」としげちゃん。
☆帰って来ない！！
☆二人分のスーツケースを守ったまま、ホームで途方にくれる私。
携帯に電話するもつながらない。
☆ものすごくやばい…
☆あ！向こうから電話がかかってきた
「なおみちゃん！今どこ？」
…さっきのとこだよ
「Ａって字が見える。来て！」
それ、どこだよ…
電話切れたし、私、荷物まみれで身動きとれないし…
☆電車は来ない。ホームには人があふれてくる。
お互いの名前を叫びつつ、探しあう私たち。
☆あ！マーティン！
☆７時３０分…３人奇跡の？再会
空港でのチェックイン時間はとっくに過ぎている。
ここでマーティンがJALに電話を入れてくれた。
まだなんとかなる。
「電車はダメだ。タクシーに乗ろう。」
え、結局 車？
☆重いスーツケースを持ってくれ、走るマーティン、追う私たち。
（後でわかったんだけど、
空港行きの電車は、完璧に止まっていた。恐ろしや～）
☆話を聞いた運転手さん
「任せろ、飛ばすぜ」
あ、いやいや
「大丈夫、僕はグッドドライバーさ
」☆空港到着まで、盛り上がるグッドドライバーとマーティン。
マーティンは、私たちの紙芝居がどんなに素晴らしかったか、
グッドドライバーに熱弁をふるってくれていた。
☆グッドドライバーさんのおかげもあって、無事に
空港到着。
ＪＡＬカウンターまでダッシュ！
☆チェックイン手続き中の私の横で、
サービスのキャンディをほおばるマーティン。
☆チェックイン終了！
☆「マーティンありがとう。みんなにもよろしく。」
去ろうとする私たちに
マーティン、目を丸くしてひとこと。
「え？珈琲でも飲まないのかい？」
・・そんな時間ねぇよ
とまあ、珈琲は次回（いつだ？）に持ち越してもらい、
なんとか無事に飛行機に乗れたのでありました。
冷や汗かきまくり、走りまくりの旅の終わり。
おかげで飛行機ではよく眠れたぞ（笑）
せっかく書いたフランクフルトからの絵葉書は
すべて成田で送る羽目になったけどね！
ああ、面白かった。
本当にいろいろあったよ、紙芝居 in ドイツ。
いい体験させてもらったなぁ。
ここまで長きに渡り、お付き合いありがとう！
「大騒ぎのドイツ珍道中、これにて、おしまいでございます・・」
（SE:拍子木 カンカンカンカンカンカン・・）
次は舞台だっ。がんばるぞ～
