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タルギ

2013年11月15日 | A
28:TARGI
Designer: Andreas Steiger
Artist: Franz Vohwinkel
Publisher: KOSMOS, Group SNE
(2012)
for 2 players



好み:A  
時間:60分程度
インスト:説明10分、練習プレイ5分
セットアップ:カードを並べるのが多少面倒
コンポーネント:カード、ワーカー駒、盗賊駒、リソーストークン
持ち運び:箱から出したらコンパクト
2人でも:2人専用


*****


とても丁寧に構築された2人用ゲーム。

砂漠の遊牧民トゥアレグ族のリーダーとなり、部族を発展させることが目的です。システムは変則的なワーカープレイスメントとリソースマネージメント、個人ボード管理といったところで、アクション選択のせめぎ合いがポイントです。

準備は、カードを5×5(外周と真ん中の3×3に分かれる)に並べて場を作ります。毎ラウンド、ワーカーを交互に3つずつ置きます。ワーカーを置くのは外周のカードの上です。その後、置いた先の3枚のカードと、ワーカー同士の交点の2枚のカード、計5枚のカードのアクションを実行します。
(お互いに横3列、縦3列とワーカーを置いた場合、交点は生まれないので計3枚のカードのアクションとなります。)
これで1ラウンド。計15ラウンド行います。どちらかのプレイヤーが自分の手元に12枚のカードを置ききってもゲーム終了です。勝利点がより大きなプレイヤーの勝利です。ラウンドの進行を表すのは盗賊の駒の移動です。盗賊駒が角に到達する計4回、リソースもしくはゴールドを奪われます。リソースもしくはゴールドが不足している場合は、勝利点を奪われます。


日本語版です。カードの裏に説明が入っているので分かりやすいです。

ゲームの進行としては、相手の意図を組み取り妨害しつつ、自分のやりたいことを通す。そのための最適解を毎ラウンドで見つけるという感じでしょうか。リソースは4種類(なつめやし、塩、胡椒、ゴールド)あるのですが、最も手に入りにくいのがゴールドです。そのゴールドを巡る攻防が軸になると思います。地道に勝利点を積み上げていくゲームで、逆転は起こりにくいです。先行したプレイヤーが、ハナ差のリードを守るべく局面が展開していく感じでしょうか。


Yucataでも遊べます。

個人的に、TARGIの優れていると思うところが2つあります。

ひとつは、2人用ゲームなのにあまりけんけんしないところです。将棋や碁などのアブストラクトゲームのみならず、2人用ゲームでは相手への攻撃、妨害が自分の利益につながりますが、TARGIは不思議とマスクされています。もちろん相手の妨害をするのですが、その方法が直接的ではなく、また妨害をうまく回避できる方法もあることや、個人ボード(カードを並べるだけですが)に干渉できないこと、大きな差がつきにくいところなど理由があると思います。

もうひとつは、とても丁寧に調整されたゲームであるということです。土台となるシステム以外のところを、尖らせては丸めて尖らせては丸めてを繰り返し、形を整えたような印象を受けました。じっくりことこと煮込まれた、厳しくも優しいゲームだと思うのです。

当ブログでは10回以上遊んだゲームを掲載するようにしています。『タルギ』はすぐに飽きるかなと思ったのですが、意外と展開は多彩であり結局10回以上遊びました。特に同じ相手と繰り返し遊ぶ環境にある方にオススメだと思います。


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