色彩の道具箱

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「ロイヤル」「プレミアム」からイメージする色

2015-02-11 | 商品にみる【食】
ビール会社から新商品が発表されたというニュースを数日前(2015年2月9日)に見ました。たとえば商品名を挙げると、「ヱビス ロイヤル セレクション」。どんな色のパッケージデザインを想像しますか?

ロイヤル⇒ロイヤルブルー⇒青色、と連想された方が多かったのではないでしょうか。これは「ロイヤルブルー」という色名の認知度が高いことから現れたと思います。あるいは「ロイヤル」という言葉を聞き慣れていて、何等かのイメージとつながっている状況が考えられます。たとえば2013年に発売された山崎製パンの「ロイヤルブレッド」のデザインや印象が連想に関係したかもしれません。


※画像:山崎製パン株式会社HPより

ところでロイヤルとは、一般的には英国王室のことを指し、ロイヤルカラーは英国王室の正装用の色として使われたり、国旗やタータンチェックの織柄の色として使われます。色はロイヤルブルーのほかに、ロイヤルパープル、ロイヤルグリーン、ロイヤルレッドなどがあります。

さて「ヱビス ロイヤル セレクション」のパッケージの色はといいますと、ロイヤルブルーを思わせる青色です。デザインは『紺色をベースに金色でネーミングをあしらうことで高級感を表現』したとのこと。商品特長としては『厳選された五種の麦芽を使用。五種の麦芽の個性が調和した、奥深いコクと芳ばしい香り』があるそうです。


※画像:サッポロビール株式会社HPより


この商品パッケージの色の決め方は王道のやりかたです。商品の特長をキーワードで洗い出し、色で表現しています。具体的には、ロイヤルには「王者のような」「高貴な」「威厳のある」、色に関しては「荘厳な」という意味がありますから、まさに商品特長を表すキーワードがネーミングに使用されています。さらにメーカーは、消費者が商品を選ぶとき、種類、機能、特長、価格の違いが一目でわかるように色を使います。商品カテゴリーが異なるとはいえ、先行販売のパンのイメージを上手く利用しているように思います。

では「プレミアム」からは、どんな色をイメージしますか?たとえば新商品のビール「スーパードライ ドライプレミアム 煎りたてコクのプレミアム」。「コク」という特長については前述の商品と同様です。

パッケージは赤色で『特別感』を演出したとのこと。この場合は、シリーズ商品内での差別化を意識した色の決め方と思われます。ぜひ実物でその効果を感じてみてはいかがでしょうか。



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