まっきいの「今が好き」

DJ Mackyのあれやこれやを掲載していきます。

福原美穂&Crystal Kay

2009年05月31日 18時03分44秒 | Live Report

@ぴあで当たったので、ふらりと行ってみた。
8のイベントライヴですね。

まず登場は福原美穂。
まっきいはすごく歌がうまい、と思って気にしていたのだけど、
ライヴを見て、問題点が次々に明らかに。

まぁ、問題点って言うと大げさだし、上から物を言ってるみたいだけど。
北海道出身が影響しているのか、大阪を無理に意識しているように思えた。
それはMCに顕著に表れていて、
時折「なんか静かだね」と言ってみたり、
無理に会場を煽ることがあった。
確かにMCの時に「茶々入れ」が多いのは関西のライブだけどねぇ・・・。

そして、なんといっても曲。
どうして、福原美穂の声量や声質、音域などを十分に生かした
本格的な楽曲を歌わせないのだろうか。
どの曲も心に響いてこない。
なぜ?その答えは後半のCrystal Kayのライヴを見ることで明らかになる。

ともかく、1時間あまりのライヴはまっきいにはダラダラしたものに感じられた。

そして後半のCrystal Kay。
一言で言うなら「多彩」。
曲のヴァリエーション、声の使い方、MCのまとめ方。
もうすぐデビューから10年というキャリアが貫録を産むのだろうけど、
ここまで違うか、というステージングの差だった。

有名なシングル曲からデビュー曲、中盤でバラードを歌って雰囲気をつくって
終盤にダンサー2人を呼んで盛り上げる。
メリハリが効いていて、とても心地よかった。
リリースされているものは打ち込みがメインだが、
それを生バンドでやることで新しいアレンジになって新鮮だし、
レコーディングされたものの良い部分も取り入れられていたので
初めてライヴを見た人も満足できたのではないか。

楽曲についても、英語をうまく混ぜ込んだ歌詞が
とてもかっこよいのです。Crystal Kayの持っているものを
すべて活かせている感じ。

そして、アンコール。
Carol Kingの「Natural Woman」のカヴァー。
福原美穂とCrystal Kayの素晴らしい競演であった。
福原美穂のゴスペルで鍛えた声量、音域が見事に発揮されていて、
この曲だけをとればCrystal Kayと引けを取らない。

結論。
レコード会社なのか、マネジメントなのか分からないが
福原美穂は明らかに戦略ミスです。
シングルのカップリングには洋楽のカヴァーがおまけのように入っているけど、
これをメインにするべき。
オリジナル曲にしても、ゴスペルの要素を取り入れるとか
英語の歌詞にするとか、
もっと本物の音楽を歌わせるべき。

日本の音楽は今、「いいもの」、「ほんもの」が少なすぎるのではないか。
今こそ、しっかり歌える人、本場に負けない実力者が台頭すべきではないか。


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