毎年のことですが、一年中で一番あわただしい季節です。今回はそれに輪をかけてしんどいな、、、という実感です。当然、干支を中心に招き猫だの狐だのをまわして作業しているのですが、今年は早く犬や猫の納めを仕上げたいところなのですが、蟻地獄ならぬ狐地獄というべきか、いくらきばっても明かりがみえず、さらに深みにめり込んでいくような感覚です。とはいえ、先日組み立てていた「ひねりの犬」をやっと塗ってみました。鼻を描かなければ、口も墨の一本線なんです。お手本がこういうものなのでそれに従っているところですがどうでしょうか。首輪が黄朱色のほうが、お手本の配色で、実物は当時鉛丹で塗られたものが、経年や空気中のガスに反応して茶色っぽくなったという状態です。胡粉の白を混ぜた藍色のほうは試しに塗りました。他に白緑とか紫土色などで塗っても悪くないのでは、、とも思います。
今、他の犬たちや猫ものの地塗りを進めているところですが、何とか際に間に合わせたいと焦っています。
本日羽子板市へ行ってきました。
吉徳さんで「ひねりの犬」をさがすつもりでしたがありませんでした。売る切れてしまったんでしょうか。ちょっと残念ですが、やっぱりみてみたいです。
お出かけいただきましてありがとうございます。「ひねりの犬」をお探しでお越しいただいたのですね。申し訳ありません。実をいうと今回は「ひねりの犬」は吉徳さんへはお渡ししていませんでした。竹ひごを差し込んだ小さなもので、特に混み合う店先での管理にお手間なのでは、と思いましてのことです。「ひねりの犬」は駒場東大前の「べにや民藝店」さんにお渡ししましたのでよろしければお問い合わせください。また、これから時間があれば作ることもありますので、直接お問い合わせいただいても構いません。左のお気に入り欄から私のHPへのリンクが貼ってあります。HPのトップページにメールの入り口がありますのでそこからご連絡いただければ、と思います。よろしくお願いいたします。