入院中、病室で何とか退屈しないように、、。TVばかり観ているのもつまらないし、事前に文庫本でも買っておけばよかった、、と後悔しながら病院の売店で買った「東京人」。川柳の特集で、結構読んで面白かったです。
「柳多留」のことから現代の川柳まで。「柳多留」の句の現代に通じる人情もさることながら、毎年話題になっている「サラリーマン川柳」とか公募の「トイレ川柳」などの作品。読んでいて噴き出してしまうほど。
「妻がした 計画停電 オレの部屋」
「まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる」
「スマートフォン 妻と同じで 操れず」
「わが家では 子供ポケモン 俺ノケモン」
「仕事やれ 人に言わずに お前やれ」
「コンコンコン トントントントントン ドンドンドン!」
どれも流石。でも切ないですね。
ところで、短期のご入院ですんでなによりでした。お身体を大切になさって下さいね!
検査のあと、主治医の先生のひとりに「やればできるじゃん。」と褒められました。相変らず食事のことには気をつけています。お腹が空かなければ食べないという習慣もついてきて、昼を食べてからお腹が空かなければ夜は食べない日もあります。
サラリーマン川柳。詠まれている内容が大袈裟なことではないところが、自分にも共感できてしまうところが妙ですね。全く同じ経験をしている訳でもないのに、そのシチュエーションがわかるような感じがするところ、、。自分の身の上を素直に表現できれば、こうした面白いものが生まれるのでしょうか?