干支の辰のものをはじめ、頼まれている人形類の彩色でてんてこ舞い。パニック状態で仕事場に籠りっきりの毎日です。特に、この「有卦船」は塗り分ける手数が多いので遅々としています。
普通描画の場合だと人にもよるかと思いますが、はじめに大まかな面積に色を置いて細部へ進んでいくものだと思いますが、人形の場合は、手に持って塗るので、掴む部分をなるだけ確保しておかなければならないと思います。
例えば、この「有卦船」でいうと干支の辰ものなので龍頭の部分を早く塗りたくなるのですが、龍頭を先に塗ってしまうと掴むところがなくなります。もちろん手袋をはめて掴めばよいのですが、それでも色を塗ったところはできるだけ掴みたくありません。手擦れで折角塗ったところが汚くなってしまうのが心配です。
そんな訳で船に乗っている細々した部分を描き込んでから最後に龍頭を塗るほうがベターだと思っています。それにしても細部の描き込みもまだ完全ではないので、、、、。焦ったりイライラしてしまいそうですがここが踏ん張りどころです。
自分ではじめておきながら、色数の多い分それだけお湯を沸かしたりするので、大変なことになってしまったと思いました。ただ手間がかかれば良いという訳でもないので、客観的に見て報われるのかどうかと思いました。
したっけ。