東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

今戸焼(37)恵比寿大黒の貯金玉

2010-11-23 22:32:27 | 今戸焼(浅草 隅田川)

 

2007_0101_000000p1011035_2 今戸焼の恵比寿大黒の多くは画像のように真っ黒な状態で残っていることが多いです。長年神棚にお祀りされていて煤けてしまうのだと思います。

もうひとつの理由として、まがいの金泥(真鍮粉)一色に塗られたものが、 酸化するなどして黒くなってしまうということも考えられると思います。

画像のものは貯金玉(貯金箱)仕様に作られており、背面に孔があります。貯金玉の我が国での最古の形は宝珠の形のろくろ挽きによるもので、次いで割型による蔵の形、そして招き猫形が今戸で作られたのがはじめだということが有坂与太郎の著作に記されています。この恵比寿大黒もまた蔵や招き猫と同じ明治頃のものでしょうか?

はじめこの貯金玉もまた真鍮粉の変色で真っ黒なのかと思っていたのですが、恵比寿さまの背面の一部擦れたところにうっすらと群青色が覗いて見えるので、一般の土人形同様、顔料による塗り分けがされていたのかもしれません。

彫りがしっかりとしており、原型からの抜き型としては若いものなのかもしれません。恵比寿さま前方の銭箱?の木目やその上に開かれた大福帳?、そして算盤など克明な彫りが見られます。

比較的大きなものですが、手どりは案外と軽く、肉薄な作りです。

2007_0101_000000p1011036

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(検索 今戸焼 今戸人形 墨田川焼 今戸神社 縁結び パワースポット ご利益 お守り おみくじ 白井 半七 東京 スカイツリー 伝統 工藝

民藝 民芸品 土人形 メトロ 郷土玩具 おみやげ 観光 物産 伝統 台東区 江戸 干支 猿 戌 狐 稲荷 丸〆猫 招き猫 発祥の地 tokyo

asakusa imado sensouji tenple sightseeing tourist information souvenir tradition handcrft japan festival poetry oldstyle doll toy display )


最新の画像もっと見る

コメントを投稿