確か5月か6月に饅頭喰いの試し塗りをしている記事と画像を出したように思うのですが、その後の展開です。これらの饅頭喰い人形の型は今戸焼のものではなく、最後の名古屋の土人形の作者であった故・野田末吉さんの型をお預かりして型を抜き、彩色に関しては自分で工夫してやってください、と名古屋の熱心な愛好家の方から頼まれていたものです。
3種類のパターンを塗り分けているところです。
「自分の工夫でよい。」と言われたのでそれでは自分のやり方で、、とちょっと無理してやり始めてしまったのですが、左の籠に並んでいる黄色いものと右の籠の前方に並んでいる「片身変わり」に塗り分けてあるタイプは江戸の昔、今戸でも植物の煮出し汁で塗っていた時期があったので、その方法でやってみようと始めたんですが、しんどいですね。「きはだ」も「蘇芳」も一回きりではっきり色がつくものではないので何度も何度も塗っては乾かしを重ねて画像の色になってきているんです。早く完成させてご依頼主にお送りしなければ、、と慌てています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます