幸か不幸か独居老人一歩手前でストップしたマンマ。 

加齢化を受け入れられずに格闘中。 週2~3日クラス開講で、刺激をもらい感謝。  

10年前のベニスからモスクワへの機内であったロシア人一家、どうしているかなぁ?

2022-03-22 13:34:05 | 日記
5年前はアイスランドへ向かっていたんだ・・・と思うと夢のよう。 その一年前はカナリア諸島のランザローテ&ローマ・・・ 。 学年末の休みをフルに利用してウィーンへも、パリへも行ったっけ・・。 思うだけでワクワク感をも思い出せるのは幸せなコッチャ!  機内の地図上、延々と続くサイベリア(SIBERIA)上空をホボ10時間飛んで漸く入るヨーロッパだった。 ヨーロッパへ入るか否かの国で今、戦いが起きている。 ベニスからモスクワへの飛行機のシートで国籍が”イタリア-日本-ロシア”の3人が隣り合っ座った時を思い出す。

イタリア紳士はビジネスで頻繁にロシアを行き来している由。 右隣りは、可愛い娘二人連れの家族でアルプスでスキーを楽しんできたロシア人一家のパパ。 席につくと、PCを取り出して写真をアップしていた。 尋ねると、南ドイツ・アルプスでスキーをしてオーストリア、ミラノと車で旅をして、モスクワへ帰るとのこと。 「モスクワに住んでいてもスキーをしにアルプス方面へ?」と尋ねると、雪がふっても設備がナイ(?)とか。 「ソチ・オリンピック」の後は・・・とのことに、あらためて「ソチ・オリンピック」を頭に刻んだ。
お嬢ちゃん、幸せねぇ! こんなに小さいうちからスキーを楽しみ、イロイロな国を旅できて・・・と言ったら、「イエス! ボクの親たちもそう言っているよ。彼等の時代は自由に旅ができなかったからね。」 
以下は旅行記から・・

イタリアの技術者氏はモスクワには何度も出張で出かけているとのことでロシア語は読める由。「文字が異なるので難しい」と言ったら、コレとコレと・・・を覚えれば・・・と説明してくれたけど・・。 原発についても能弁だった。「イタリアはチェルノブイル以後、脱原発を決定した・・・」と、言っているらしかった。ナニヤラ厚い本を読もうとしていて尋ねると、テストがあるとか・・。 学生でもあるようだが、年齢的は50前後? お嬢さんたちはオーストリアに留学している・・・とは、私を挟んでロシアパパとの会話で知ったこと。二人で「ドコの学校がよいか・・・」なんてことも話していたが、私にとっては「留学」がゴク身近なことに驚いた。外国と言っても、車で数時間でいけるんですものネ。
この2人の会話、私も入れてもらったが笑しかった。
私:ヨーロッパはお互いに国が近くてイイワねぇ。
ロ:同意する! 車で少し走ると別の国になる。
イ:ロシアはヨーロッパではないのかね?
私:ロシアが広すぎるのよ! ウチのスグ隣りもロシアよ。見えるわよ。隣りの島、下さいな。
ロ:タシカに・・。 大統領に話してくれ!

ロシア氏が北方四島のことを知っていたのが意外だったといったらシッケイかしら?
モスクワに近づくと雪景色が残っている。いつの間にか、かわいい姉妹は冬装備に。 空港か
ら自宅までは、ハイウェイをタクシーで30分ほどとのこと。飛行機の上から見る限り、大都会
モスクワの片鱗も見えないのだが。 3時間ほどでモスクワ着。

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あの時のお嬢ちゃんたちはもう10代の半ば? どこの学校に行っているのかしら? そして何よりも今、あの家族はどうしているのだろう?