函館港イルミナシオン映画祭 会期中広報「イルプレ」

函館港イルミナシオン映画祭開催期間中情報をリアルにお届けする「イルプレ」です。

練鑑インタビュー

2007年12月08日 | 2007
今回は練鑑Bros.? Straight to heaven ~天国へまっしぐら~に出演している清水美那さんとプロデューサーの柏原久美子さんにインタビューすることができました☆
では行ってみよう(≧∀≦)


イ:函館に来てどうですか?
清:昨日から来ているのですが、思ったより寒くないですね
イ:今回の映画は舞台が長崎ということなんですが、どんな感じですか?
清:坂が多くて大変でした。夏だったしね。
柏:函館と似ていますね。後は、今回の映画はアクションシーンというか喧嘩とかのシーンを多い    んですけど、長崎は原爆を落とされたことでもわかる通り、平和の町だから、そういうシーンの撮影許可がほんっとにおりなくて苦労しました。
イ:本当に思いが一杯詰まった映画だということがわかったのですが、その中でもお気に入りのシーンはどのシーンですか?
清:達也とマンションの入り口で会うシーンで、二人で後ろを向いて「私のことはほっといて」っていうところが好きです。後は監督が特にロケーションにこだわったところで建物の間から一瞬だけ路面電車が見えるシーンがあるんですけど建物も可愛かったし、映像で見たときは感動しました
柏:決闘のシーンの間を見てください。撃ち合いじゃないですよ!決闘のシーンの間がとてもいいんです。ぜひ見てください!
イ:あなたにとって映画で伝えたいことってなんですか?
清:映画は冒険だなって思います。自分じゃないいろんな人を演じなきゃいけないですかね。自分だったら、絶対に友達になれないだろうなって人とかね(笑)。でもいろんな役を演じたり、いろんなキャラを見ているとこんな人たちが世界のどこかにいるかもって思えてくるんですよね。だから、映画を見ているみなさんにもそう思えるようになって欲しいです。
イ:最後に函館でこの映画を見てくれている人たちに何か一言お願いします。
清:この映画祭は映画を見るには最高の場所だと思うんですよ。たくさんの映画がこんなに安く見れるなんてとってもいい企画だと思います。これを機にみなさんにはいろんなジャンルの映画を見て欲しいですね。そして今まで、苦手だったジャンルの映画も好きになってほしいですね。
柏:この映画祭は本当にすばらしいイベントだと思うので、ほんとにがんばって欲しいと思います。

松ヶ根乱射事件-朝から盛況

2007年12月08日 | 2007
 主人公の鈴木光太郎は、田舎町・松ヶ根の警察官。事件らしい事件はなく、どこにでもいそうな、少しおかしな人々が住んでいる。
ある日、訳アリなカップルが町にやってきてこの街のバランスが、徐々に崩れ始める…。

 オリジナルと作家性を強く意識して、映画作りをしている。
Q&Aでは、観客に「映画の時間が長い」と意見を受け、山上プロデューサーは「時間の長さは、いつも監督と議論している。しかし、監督が切らなかった数十分の少ない時間の中で個性や、伝えたいこと組み込んでいる。」と答えた。また、双子をメインで作ることによって、兄弟の親和性を持たせ、温かさや醜さ・しんどさが濃密に描ける。

 朝にも関わらず、満員に近いお客さんが来場し、楽しんで見ていた。乱射事件というタイトルだから、どれだけ乱射するのかと思っていたら…結局数発。実際、乱射事件か?と思う場面もあった。
暗い映画だなぁと想像して見たけど、最後まで暗かったと感じた。

オープニングパーティー in カフェ・ペルラ

2007年12月08日 | 2007
クレモナと十字街の両会場での上映を終え、本日の来場ゲストと映画祭関係者などを交えて、FMいるか2Fのカフェ・ペルラでオープニングパーティーを行いました。
 河井信也監督の乾杯の音頭のあと、たくさんの料理と飲み物、そしてあがた森魚さんのライブ、ベンディングマシンレッドの登場など、大盛り上がりの様子でした。

 ちなみに私達イルプレは、みなさんから離れて作業をしておりました・・・泣。でも、あがたさんのライブでは、会場のみなさんとともに盛り上がりました!あと少し料理も食べました☆

インタビュー@ねこのひげ

2007年12月07日 | 2007
ねこのひげ、出演者にインタビューしました。

渡辺真起子さん

s:函館に来てどうですか?
w:寒いです。
s:函館はおいしいものがたくさんありますがもう何かめしあがられましたか?
w:うにと、ほっけの刺身をはじめて食べてとてもおいしかったです。
s:撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
w:とても楽しい撮影現場です(笑)
s:この映画を通してどんなことを伝えたいですか?
w:人生は選択するものである。
s:この映画の見所はどんなところだと思いますか?
w:なんでもない、若くもない男女が悩みを抱えながら生きていくところ
s:撮影中はやっぱりコーヒー派ですか?
w:麦茶派よ(笑)ほんとはお水派です。
s:最後に映画を見てくれているお客様にメッセージをお願いします。
w:この映画のすばらしさを見出してほしいです。

根岸季衣さん
s:どんな現場でしたか?
N:とても楽しい現場だった。渡辺さんと昼間から飲むシーンもあったしね(笑)あと、大木さん
  の料理がおいしかった。
S:どんな映画だと思いますか?
n:女性が素敵な映画であんなに素敵な女性たちを捨てる男たちがわからないよね(笑)
S:どんな映画だと思いますか?
n:まるまる幸せな人なんていないし、痛みをリアルに表現しているところがいいね
S:最後に映画を見てくれている人たちへ一言
n:函館で上映してよ!バル街で流せばいいよね

ねこのひげ

2007年12月07日 | 2007
 これは女38歳、男39歳、猫3歳同棲を始めて3年が過ぎようとしている二人と一匹の物語だ。
 みんな何かかしらの痛みを抱えて生きている現代をリアルに表現した作品だった。何より、飲んだり食べたりするシーンがとても印象的な作品で、ゲストの渡辺さん、根岸さんにインタビューしたところあの見事な料理は企画、製作、脚本、俳優までこなしていた大城さんのお手製だそうで多忙な中どうやって作るのか気になるところだ。心から映画作りを楽しんでいるからできる最高の演技を楽しめました。

★☆ 渡辺真起子さん(『愛の予感』)にインタビュー ☆★

2007年12月07日 | 2007
Q: この映画ではセリフがほぼないという点が印象に残りましたが、その点はどのように
   考えますか?
セリフがほとんど無いことはそれほど重要ではありませんでした。見ていただければ分かるように、セリフが少ないことに対して違和感はあまり抱きませんでした。むしろ、セリフが無いことでイメージを明瞭に作り出すことができたと思います。

Q: この役を演じるにあたって、気をつけたことはありますか?
セリフが極端に少ないということで、その分、身体でどう表現できるかをはじめ、すごく考えました。

Q: 印象深いシーンはありますか?
とにかく卵を割るシーンが多かったことです(笑)。また、シーンの中で建物の中から出入りする瞬間は、私にとっては大事な時間であると感じました。

Q: 最後のシーンについてどう思いますか?
 最後のシーンは見た人によって考え方が異なると思います。今後この2人がどのような関係を築くかということを、私が言ってしまえばつまらないと思うので、言わないでおきます。


愛の予感―「静」から伝わる「動」―

2007年12月07日 | 2007
 映画祭一日目のラストを飾ったのは、小林政広監督作品の『愛の予感』。この作品では、14歳の少女が同級生を刺殺したという事件を背景に、その事件の加害者の母と被害者の父とのその後の再生の様子を映し出している。
この作品の大きな特徴は「静」である。多くの映画では、ワンシーンに多少の会話は盛り込まれているが、この映画では冒頭のインタビューシーン、中間のインタビューシーンを除いては、ほぼ「会話」がない。「会話のない映画」と聞いて違和感を覚える方も多いかもしれないが、この映画を見ていただければ分かるように全くと言ってよいほど違和感は覚えなかった。2人の日常生活を、カメラのレンズを通して垣間見ているような気分になる映画であった。
最後のシーンで、この2人が何を感じ、今後どのような関係を築いていくのか……2人の今後は、見た人の想像にお任せしよう。


TOCHKAインタビュー

2007年12月07日 | 2007
 記念すべき十字街シアター1本目「TOCHKA」。
亡くなった友人からもらったカメラに残された1枚の風景を探す女性と父親の面影を捜し求めて根室のトーチカまで来た男性の物語。監督の松村浩行さんにインタビューさせてもらいました。

☆波の音と風の音がとても印象的でしたが根室は風が強かったんですか?
 ー根室の友知海岸撮影したんだけど、風はすごく強かったね。波の音なんだけど、なるべく現地で取れた音を使いたくて、そのままを感じてもらいたいとおもって音だけじゃなくて映像もほとんど加工しないでつくりました。

☆じゃあ結構寒かったんですか?
 ー風が強かったから寒かったね。ところどころで見えないように炭使って暖まってたよ。4月なのに雪が降ってお湯かけたりしてとかしたし。

☆ここ函館の印象はどうですか?
 ー古い建物とかがしっくりきてて贅沢!!ほかに左右されない、函館独特の雰囲気があるよね。でも西部地区にはコンビニ少ないよね(笑)

☆見所と一番好きなシーンはどこですか?
 ー最後のほうに20分の台詞もない、男性がトーチカの中にいるカットがあるんだけどそこは20分1テイクで撮ったんだよね。狭いトーチカの中に1つカメラを置いて、最低限の指示だけして役者さん1人の世界をつくってもらいました。一般の作品では効率よく見せるために省いてしまうところも、1つの時間の流れの塊としてみてほしかったんだよね。作品を見てくれた人のここの反応が1番楽しみ!!

と語ってくれた松村監督。まちセンのエレベーターはどうでしたか?笑

赤色エレジー レトロな新鮮さ

2007年12月07日 | 2007
 開会式前に上映されたのが『赤色エレジー』。今回の映画祭での画ニメは唯一の作品です。林静一監督の白黒でどこか懐かしい感じの画風が、BGMのあがた森魚さんとマッチしていた気がします。
 わたしは監督の絵が大好きで、シンプルさの中にもお洒落なデザインが盛り込まれていると感じました。
 
 主人公であるイチローとさちこの生活は、かなり前の作品にも関わらず現在の様子と変わることなく楽しめたのではないかと思います。
 吹き出しのみのセリフとナレーションで繰り広げられる物語からは目が離せず、擬音語で表されていることが新鮮でした。

シナリオ大賞おめでとう!!

2007年12月07日 | 2007
藤村享平さん(シナリオ大賞グランプリ受賞者)へのインタビューです。
 
☆今の感想を教えて下さい。 
 -今は正直実感があまりないです。でもこの脚本をぜひ映画化してほしいと思います。           

☆作品のどのような部分に力を入れましたか?
 -キャラクターを魅力ある人間に作り上げました。批評でもおっしゃられました通りストーリー自体荒かったと思いますが、可能性を評価していただいたことはとても運がよかったです。

☆脚本を今までに書く機会はありましたか?
 -はい、日本映画学校に通っているので今回の映画祭へはそこからの応募でした。

☆賞金の300万円の使い道は?
 -未定ですが(笑)自主制作を作ってみたいのと、このまま映画につながっていくような脚本を書き続けプロを目指したいと思っています。

☆函館と本映画祭にメッセージをお願いします。
 -イルミナシオン映画祭はキレイな夜景もあるしとても贅沢だと思います。個性的で新しい感じで、それだからこそいただけた賞だと思います。ぜひこれからもこのまま続けていってほしいです。ありがとうございました。