イルドフランスの看板犬、ジャックシラク前大統領から一言・・・

エヘン、ぼくも自宅でクリスマスの衣装着せられて応援しててんでー

日本もフランスみたいに犬もレストランに入れたらええんやけどなー
それやったら

サービスしたんのに・・・ほんま残念やったわー
まあ、ここだけの話やけどマダムもアホでオッチョコチョイやわ
クリスマスの5日前に

こけよってん


ほんまにアホや! アホのくせに風邪までひきよってんで

こういうのを弱り目にたたり目いうらしいな

ワシが思うに日頃の行いに気つけーちゅうこっちゃ
食欲ない言うとるからメタボな腹もちっとはへっこむやろ、アハハ
・・・・・・「とっても有り難いお言葉ありがとう・・・・

BYマダム


あのグロイ・・・フォアグラの塊もムッシュの魔法の手にかかれば、
あら、不思議

つづいて栗のスープ


あとのお魚料理、お肉料理を美味しく食べていただくために
おかわりは丁重にお断りいたしましたが・・・・


でも今年のクリスマスはとってもアットホームで、数年前にうちで結婚した
カップルとか普段からよくご来店くださるお客様がほとんどで

ワタクシにとっても幸せなクリスマスでした

5年くらい前まではクリスマスは戦争で常連のお客様はご迷惑をおかけするので
お断りしてたんです・・・

もうクリスマスの宣伝もしなくなって数年・・・
静かなアットホームなクリスマスが過ごせるるようになりました

そして今、ムッシュ相方はんと二人で大好きなシャンパンを飲みながら
二人だけのメリークリスマス・・・フランス語でジョワイユーノエル
なにげない日常の幸せが一番だということを噛みしめながら・・・・
来年のクリスマスも必ずシャンパンを飲もうねと約束をしました



忘年会の貸切も終わって、いよいよクリスマスです

世間のカップルは

クリスマスイヴを頂点に明日から忙しくなります
まあバブルの頃に比べたら、ずい分静かになりましたが・・・・
あの頃は男性は皆片手に真っ赤なバラの花束を持って

シャンパンで乾杯の前にブランド物の指輪をプレゼント

テーブルの下で手と手を握り合って、プロポーズっていうのが定番だったのに・・
数年前から花束を抱えたカップルも見かけなくなりました

そのかわりバブルの頃には、あまり見かけなかった家族(お子様づれ)が
増えたように思います

子供にとってはクリスマスはフレンチレストランでちょっと気取りながら
パパ・ママと美味しいものを食べたという記憶は大人になっても
ずっと楽しい思い出として残ることでしょうね

上の画像は今日入荷したフレッシュフォアグラ


このフォアグラを綺麗に筋とかを除いてテリーヌにします

ムッシュの作るフォアグラのテリーヌは格別に美味なんですよ

テリーヌにつけるコンソメジュレも大量の上質の肉を使って

ついさっき完成 ブラボー

でも、でも、今年の予約のお客様は常連さんが多かったので・・・・
クリスマス特別豪華ディナーの料金設定をずい分安くしてしまいました

はたして採算は合うのか・・・・・



昨年の12月18日に母が亡くなってから1年が経ちます。
師走の忙しい時期で、お葬式の後ウェディングにクリスマスにと
予約がびっしりと詰まっていたので悲しみに浸る余裕もなく・・・
名古屋にとんぼ返りして仕事をしました
そして、あっというまに一年が過ぎ昨日が一周忌でした
お経の後のお坊様のありがたいお話
人は死んでも7回生まれ変わるといわれています
一周忌のあとは3回忌、5回忌とあります
お坊様「お父さん、長生きしてオツトメ頑張ってくださいよ」
父「・・・・5年くらいはなんとか・・・

お坊様曰く、長生きの3原則は快眠、快食、快便だそうです
帰り道、ハイカラで洋食好きだった母を思い出して
母と昔二人で行ったことのあるイタリアンレストランに寄ってみました
元気だった頃の母が美味しそうにラザーニアを食べていた姿が浮かびました
走馬灯のようにその時話した内容も不思議と思い出しました
母「桜の花の咲く今ごろはイヤな出来事ばっかりおきるから、こんな美味しい
もんでも食べて元気ださんなあかんなー」
ワタクシ「そうや、元気ださんなあかんからママの奢りで又美味しいもん
食べに来ようね!」
それからほどなくして病に倒れた母・・・・
約束は二度と果たされる事はありませんでした
桜の花の咲く季節は嫌いだったけれど桜の花は大好きだった母・・・・
レストランを出てから御堂筋の黄色く色づいた銀杏の葉を眺めながら
亡き母を想い、ワタクシだけの追悼をしました

