フランスの生産者達が来られての自然派ワインの講義に参加してきました。
実際ワインを造っておられる方の話を聞くのはほんとありがたいことです!
ワインを生産すること!= ブドウを大切に育てること。
(皮や実を傷つけずに育て、収穫することで
自然発酵が可能になる=天然の酵母なので悪い微生 物は発生しない)
ブドウを最大限に活かせる醸造をすること
(マセラシオン カルボニック=ボジョレーを造る時に
使われる製法。ブドウの香りが残りフレッシュ感の ある味わいになる)
ボジョレーと違う点は、ブドウの品種とブドウの房も いれて醗酵させること。
(シュルリー=滓引きせずにその旨み成分を一緒に入れ た状態で醗酵させることにより、よりそのぶどう
の持っている味わいを残せる)
フィルターを通さず、スワリングなどもせずに
自然の状態で瓶詰めされる。
こういう造り方をされているワインは自然派ワイン=生きているワイン
地球のもっている強さを引き出してあげるワイン造りなんですね。
本当に大切に育てられているんだということがわかりました。
そして、ワインをこよなく愛されているのだということも
熱心なお話ぶりからも感じられました!
このことは、パンに対してもお料理をすることに対しても言えること
なんだろうと思います。
できるだけ、素材を壊さず味わいを引き出すということ。
愛してあげるということ。勉強になりました。
もっといろんな事知っていきたいと言う気持ちにもなりました。
奥深く面白いです~。
p.s. 自然派(ビオロジック)名のりながら、実はブドウは有機栽培で作っていても
醸造は、大量生産型で造っていたりするところもあるようです。
醸造に関しての検査はないのですって。
なので、こういうワインに思いを込めて造っている生産者とそうでない
生産者を見極めて欲しいとの願いももたれていました。
ただ、ただ、有機栽培されているから安心!美味しい!と
思うのではなく、その素材を知って自分の舌を信じていこうと思いますね。
認証してもらうためだけに作られているものは、きっと味も粗雑なものに
なってしまうでしょうから。
なので、できるだけ自分の使う素材は顔の見える、安心して使える
所から購入しようと日ごろから心掛けています。