【トラピスト修道院】
16日、快晴。
函館に近い上磯町当別の丸山(482m)に登った。
トラピスト修道院の敷地の中にある裏山。
広大な敷地は農場になっていて、修道士が自給自足の生活を送っている。
ありがたいことに登山は自由で、
荘厳な雰囲気を感じながら登ることができる。
【当別丸山】
11時05分、入山。
農場の車道をしばらく行くと海を見下ろすカトリック墓地がある。
さらに杉木立を行くと11時25分、宗教施設「ルルドの洞窟」に。
ツタウルシに囲まれた聖母マリア像が印象的だ。
【ルルドの洞窟】
ルルドから、山道らしくなり、11時40分に「展望台」に。
ぽつんと浮かぶ函館山、海峡を隔てて向き合う青森の山々。
手が届きそうに近い。
頂上までブナ林が続く。巨木はなく、二次林なのだろう。
季節を先取りする炎天下、木漏れ日が優しい。
【函館山】 【対岸の青森】
12時15分、山頂に。一等三角点に加えて「天測点」も。
星の位置を測定するもの?
僕は初めて、ご対面。登山は予期せぬ出会いが楽しい。
【山頂】 【天測点】
帰路、見慣れぬランの花に気づく。
サルメンエビネを白く、小さく、可憐に・・・した感じ。
暗い森の中に、ぼつんと。
「見つけ下さい」とささやく、不思議な存在感。
近づいてきたツアー登山の皆さんも初めて見たという。
帰宅して調べたら、その名はエビネ。
13時25分、登山口に戻る。
親切に登山路を教えてくれた売店で、何か買わねば!
定番のトラビスト・クッキーを買う。
松前に行く途中、道内最古・開湯800年という「知内温泉」に。
山奥の秘湯を連想していたが、国道から1キロ、改装された小奇麗な温泉。
新館と旧館の2種類のお湯を楽しむ事ができる。
露天風呂は、内湯から裸で廊下と庭を横断するという大胆な設計。
しかも混浴。
男女とも誰も入っていなかった。
390円は安い、びっくり。
同じ道内とはいえ なかなか 遠いものですね。
並木路。
なんの木でしょう?このきなんのき、きになるき~~。笑
エビネ。不思議な形をした美しい蘭ですね。
初めて見ました。
函館方面は、いいところですよ。ルーツ的に本州らしさがあるのですが、歴史も深いし、温かくてのんびりしているし、人の良さもあるし。子供の頃、短期間ですが住んでいた事があり、大好きなマチです。是非、行ってみて下さいね。
この並木は杉とポプラです。両方とも北海道に自生してません。東北とアメリカからやってきた外来種です。
というところに、道南の不思議な魅力があるんですね。
フランス人が明治時代に種まいた精神と、東北人(函館の人は東北系です)の気風が混沌しているのが、この地のいごごちの良さだと、僕は思ってます。
知内温泉の名前が!
一度だけ泊まったことがあります。
部屋もロッジ風で、料理も美味しかったのを覚えてます。
もちろん温泉もいいですよね。
さすがに露天風呂へは、一度服を着なおして入りましたが…
魅力的ですね。クマが怖いけれど。
知内温泉は390円というところに素朴な良心を感じました。