【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【念願の日曜礼拝へ】

2016年08月24日 | オムコイ便り

 元幼稚園教諭で、今はチェンマイでマッサージを学んでいる純子さん。

 実は、クリスチャン系の学校を出たのだそうだ。

 そこで、わが村の教会での日曜礼拝に強い興味を示し、延泊して今日の日を迎えたのである。

    *

 同宿の藤間さんと共にカオトム・ラープ(豚肉の叩き入りタイ式おかゆ)を食したあとで、ひと休み。

 信者たちがカレン服で盛装して集まってくる10時前に、教会へ案内した。

 いつものように、未婚の印である白いワンピースを着た少女たちが、入り口の前の両側に並んで、信者たちを出迎えている。





 ワーイ(合掌礼)のあとに握手を交わすのが、信者たちの流儀だ。

 正面のステージでは、すでに教会バンドが大音量で音楽を奏でている。

 司祭に紹介しようと思ったのだが、あいにくまだ彼の姿は見えない。

 教会内の左手が男性、右手が女性の場所であること。

 演奏に合わせて賛美歌斉唱や振り付きのダンスなどがあり、その合間にカレン語での説教が入ること。

 出入りや写真撮影は自由であること。

 もしかしたら、司祭に声をかけられ挨拶をさせられるかもしれないことなどを話して、番頭さんは宿に戻った。

     *

「楽しかったです!」

 そう言いながら彼女が戻って来たのは、12時過ぎだった。

 今日は香港からの支援信者たちも交流に来ており、彼らのバンド演奏や同行したチェンマイの司祭の説教もあったようだ。

 そして、やはり司祭に指名され、みんなの注目を浴びつつ戸惑いながらも挨拶をしたそうである。

 終わると教会での昼食に誘われ、香港の信者が乗り込むワゴン車への同乗も勧められたそうで、とりあえずわれわれを心配させまいと、「あとでまた戻って来ます」と伝えて宿に戻って来たのだった。

     *

 昼食はともかく、彼女はクルマへの同乗に乗り気の様子だ。

 しかし、相手はいかにクリスチャンとはいえ、外国人、しかもわれわれにとっては未知の人々である。

「どうしましょう?」と相談されたのだが、村の知り合いならともかく、安易に「大丈夫でしょう」とは言えない。しかも、クルマの中は密室だ。

 考えに考えたあげく、彼女は最初の予定通り、午後2時のバスに乗ることになった。

 番頭さんも、その判断を大いに支持することになった。

     *

 午後1時に町の食堂まで送ると、すでに大阪の真澄さん一行3人が到着して、昼食を摂っている。

 入れ替わりのゲストが挨拶を交わす光景は、なかなかに素敵だ。

 藤間さんの協力で、まずは二人を宿へ。

 途中で、香港の信者一行の乗るワゴン車に断りを入れてからすぐさま食堂に戻ると、純子さんと真澄さんは、楽しそうに談笑しているところだった。

 最後に、食堂の前で純子さんと記念撮影。

 握手を交わして、真澄さんにバイクの後部にまたがってもらう。

 チェンマイで再開するマッサージの勉強と今後の進路が、実り多いものでありますよう。

 オーマーチョーパー!(カレン語でグッドラック)

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