【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【胸に沁みる水のありがたさ】

2016年05月25日 | オムコイ便り

「うひゃあ、水が満杯だあ!」

 トイレに行くたびに顔がゆるみ、思わずそんな声が出てしまう。

 昨日も今日も水道は頑張り続けて、母屋と宿の水浴び場の貯水槽ははもちろん、庭に置いたふたつの予備貯水タンクも、ついに満杯になったのである。

     *

 そこで昨日は川に行くこともなく、久しぶりに素っ裸になって、思う存分水浴びを楽しんだ。

 ああ、さっぱりしたなあ。

 川での水浴びも気持ちいいものだが、やはり素っ裸にはなれんからなあ。

 断水の間に泊まりに来てくれたゲストには、この場を借りて改めてお詫び申し上げたい。

     *

 それにしても、つくづく水はありがたいものだ。

 満杯になった水を見るたびに嬉しくなるから、番頭さん、用事もないのに何度も何度も庭の貯水タンクを覗きに行ったりする。

 昨日は、そのタンクからカエルが飛び出してきた。

 女将のラーも、炊事のたびに「ああ、水がたっぷり使える!」と叫びながら踊っている。

 水源を満たしてくれた雨のおかげで、庭の樹々もすっかり生き返り、浜松のとやま農園直送の「実験試植柿&みかん」も瑞々しい葉を茂らせている(ピンぼけだけど)。



 空を覆う薄雲や時おり降ってくる雨のおかげで、明け方の気温は22℃、日中も27~28℃と実に凌ぎやすい。

 1週間前のげんなりするような猛暑を思うと、まるで嘘のようである。

 ああ、ありがたや、ありがたや。

 番頭さん、柄にもなく敬虔な思いになって、天のピー(精霊)様に感謝の歌を捧げるのだった。

「あなたを待てば雨が降る、濡れて来ぬかと気にかかる、あーあ、山の谷間のオムコーイよ~♪」

 ん?

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