さて、ご心配をいただいた「ガイド犬元気」のその後であるが。
驚くほどの回復ぶりを見せている。
食欲も出てきた。
鎖から解き放つと、女将のラーと一緒に散歩にも出るようになった。
「疲れただろうから、しばらく家にいなさい!」
ラーがそう叫ぶと、鎖もつけないのに、丸まって横になる。
なんか、以前よりも賢くなったような感じだ。
*
今振り返ってみれば、獣医のishiさんがコメントで指摘してくれたように、あれは一種の癲癇(てんかん)症状だったようだ。
激しい手足の突っ張り。
頭部ののけ反り。
そして、舌を噛んで血が出るくらいの歯の食いしばり。
無理矢理口をこじ開けて突っ込んだ固い棒切れが、何度もバリバリと割れるほどの力だった。
そして、突然のように劇症が収まり、翌日からはゆるやかな回復に向かっていったのだから。
そうと分かっていれば、草鞋(わらじ)の代わりにゴム草履でも頭に載せたのだったがなあ(若い人には分かんないだろうなあ)。
*
結局、町の獣医には見離された形になって、そもそもの原因は分からない。
従って、徐々に体力を付けさせて、再発や後遺症のないことを祈るしかないのだろう。
今できることといえば、いざという時の為に備えて、強力な効果を持つ「特製草鞋」でも編むことだろうか。
もっとも、いくら番頭さんが田舎暮らしをしているからといって、さすがに草鞋は編めないんだけどね。
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ところで、団塊世代の老人ですが、「草鞋(わらじ)の代わりにゴム草履でも頭に載せた」の意味がわかりません。汗
お時間のあるときにお教えください。
ご心配、ありがとうございます。草鞋は、癲癇のときに額に載せておまじないをすると治る、という俗説がありますので。
勉強になりました.
発作がないと良いのですが,2ヶ月以内に再発があるようでしたら,(可能な範囲での除外診断をしてもらった上で)抗てんかん薬を処方してもらってください.
さて,発作中,舌をかみ切って死ぬことや,喉を詰まらせて死ぬことはほとんど考えられません.無理に口に手を入れないようにしてくださいね.
意識が無い状態ですので,力一杯咬みます.咬まれると大怪我になります.
お気をつけください.
了解しました。アドバイス、ありがとうございます。