【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【“元気”になりました!】

2015年08月22日 | オムコイ便り

 さて、ご心配をいただいた「ガイド犬元気」のその後であるが。

 驚くほどの回復ぶりを見せている。

 食欲も出てきた。



 鎖から解き放つと、女将のラーと一緒に散歩にも出るようになった。

「疲れただろうから、しばらく家にいなさい!」

 ラーがそう叫ぶと、鎖もつけないのに、丸まって横になる。

 なんか、以前よりも賢くなったような感じだ。

     *

 今振り返ってみれば、獣医のishiさんがコメントで指摘してくれたように、あれは一種の癲癇(てんかん)症状だったようだ。

 激しい手足の突っ張り。

 頭部ののけ反り。

 そして、舌を噛んで血が出るくらいの歯の食いしばり。

 無理矢理口をこじ開けて突っ込んだ固い棒切れが、何度もバリバリと割れるほどの力だった。

 そして、突然のように劇症が収まり、翌日からはゆるやかな回復に向かっていったのだから。

 そうと分かっていれば、草鞋(わらじ)の代わりにゴム草履でも頭に載せたのだったがなあ(若い人には分かんないだろうなあ)。

     *

 結局、町の獣医には見離された形になって、そもそもの原因は分からない。

 従って、徐々に体力を付けさせて、再発や後遺症のないことを祈るしかないのだろう。

 今できることといえば、いざという時の為に備えて、強力な効果を持つ「特製草鞋」でも編むことだろうか。

 もっとも、いくら番頭さんが田舎暮らしをしているからといって、さすがに草鞋は編めないんだけどね。

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4 コメント

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元気くん (p-tak )
2015-08-23 10:45:38
回復してよかったですね。心配していました。

ところで、団塊世代の老人ですが、「草鞋(わらじ)の代わりにゴム草履でも頭に載せた」の意味がわかりません。汗

お時間のあるときにお教えください。
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草鞋 (クンター)
2015-08-24 12:47:16
p-takさん

 ご心配、ありがとうございます。草鞋は、癲癇のときに額に載せておまじないをすると治る、という俗説がありますので。
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Unknown (ishi)
2015-08-26 23:12:24
そんな民間伝承があるのですね.
勉強になりました.
発作がないと良いのですが,2ヶ月以内に再発があるようでしたら,(可能な範囲での除外診断をしてもらった上で)抗てんかん薬を処方してもらってください.

さて,発作中,舌をかみ切って死ぬことや,喉を詰まらせて死ぬことはほとんど考えられません.無理に口に手を入れないようにしてくださいね.
意識が無い状態ですので,力一杯咬みます.咬まれると大怪我になります.
お気をつけください.
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症状 (クンター)
2015-08-28 14:48:45
ishiさん

 了解しました。アドバイス、ありがとうございます。
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