【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【いざ、オムコイへ】

2009年11月22日 | オムコイ便り
 昨日のことだが、明け方5時完全に目が覚めた。

 前夜は9時過ぎにベッドに倒れ込んだのだけれど、ビールの酔いがいつもと違って重苦しく、熟睡したという感じがない。

 首や肩に重い鉛を埋め込んだようで、嫌な感じである。

 なにせ、一昨日は通算9時間、昨日は7時間ひとりで山道を運転したのだから、この疲れは年相応というものだろう。

 オムコイからメーサリアン、クンユアム、メーチェム、そしてタイ最高峰ドイ・インタノンの山裾をかすめて、チョムトンからチェンマイに至った総計距離は517キロだった。

        *

「クンター、魚のルクチン(さつま揚げに似ている)が明日の朝にならないと入ってこないって!」

 チェンマイ門市場に買い出しに行ったラーが、がっくりして戻ってきた。

 このルクチンは、わが麺屋の味の決め手である。

「ということは、もう一泊か・・・」

 開店早々4日も店を閉めるのは、ちときついが、こればかりはやむを得ない。

 昨日は、タイヤ専門店の閉店時間に間に合わなかったので、今日土曜日はタイヤ交換、古着屋と大型量販店での仕入れを行い、明日日曜日、早朝に市場での仕入れ済ませてからオムコイに戻る、ということに計画変更した。

 午前9時、宿の主人ウイさんと一緒にタイヤ専門店へ。

 予算と照らし合わせて、ダンロップの30インチ幅を選ぶ。

 1本3,600バーツ、総計14,400バーツなり。

 これで、オムコイ値段の20,000バーツから5,600バーツが浮いた、と喜んでいたら下回り部品の損傷や欠損が見つかり、交換・修理すれば総計で8,200バーツになるという。

 先に宿に戻ったウイさんに電話で話してもらうと、値段は一気に6,400バーツに下がった。

 ウイさん、曰く。

「どれも、すぐにどうこうというトラブルじゃないから、あわてて交換することはないよ。とりあえず、タイヤだけ交換して、必要な交換部品の名前と値段のメモを持ち帰ってくれれば、あとで俺がチェックしてみるから」

 やはり、持つべきものは現地の友である。

         *

 昼前に、宿に戻った。

 タイヤ専門店で3時間近く待っている間に、風邪がぶりかえしてきたようだ。

 咳がひどく、頭が痛い。

 昼食をとって薬を飲んだら、猛烈に眠くなってきた。

 腹痛を訴える(ピックアップの荷台でビールを飲み過ぎたらしい)ラーと一緒にベッドに横になると、なんと5時まで眠り込んでしまった。

 今日の予定は、すべておじゃんである。

 今日はビールを飲む気にもなれず、ラッナー(あんかけ太麺)のみを食して、8時には再びベッドに潜り込んだ。

         *

 今朝4時に起きると、同宿の面々が焚火をしながら夜明かしをしている。

 その中には、3男のポーの姿も見える。

 スケボーや日本式駒まわしなどを教えてもらい、すっかりなついてしまったようだ。

 とりあえず、甥っ子や従兄弟を引き連れてチェンマイ門市場に行き、ルクチンやクッティアオ用の麺などを大量に買い込む。

 続いて、マンムアン市場に野菜を買い出しに出かけた。

 荷台は、すでに満杯だ。

 宿に戻ると、午前6時である。

 さて、オムコイに戻るとするか。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いよいよ開店ですね (鈴木)
2009-11-22 15:47:25
開店おめでとうございます。
年末に伺えるように努力しておりましたが、やはり今年は行けなくなりました。
また来年伺いたいと思います。
おそらく12/25と28日に仲間がオムゴイを通過すると思います。
รักษาสุขภาพนะครับ
お会いできる日を楽しみにしております。
返信する
ありがとうございます (クンター)
2009-12-10 23:41:59
鈴木さん

 開店へのメッセージ、ありがとうございました。
 今年はオムコイには来られないということで、大変残念ですが、またの機会にぜひ。
 お仲間にも、よろしくお伝えください。
返信する
Unknown (鈴木)
2009-12-11 06:05:04
はい☆絶対に伺います♪
おそらく25日は13:00頃、28日は11:00頃に例の食堂に4~5人の日本人がいると思います。
返信する

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