寒い朝の雲は綺麗すぎて、ちょっとよそよそしい。
お化粧した顔をまっすぐに向けて、ハイヒールの音をコツコツ立てながら都心の職場に急ぐお姉さんみたいな感じがする。
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昼間の雲は、休日のお父さんみたいになんだか眠たい感じ。
紅や黄色に染まった山を見おろしながら、日だまりの中でうとうととまどろんでいるのかもしれないね。
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夕方の雲は、お父さんとお母さんのようにときおり激しい戦争を始める。
左の方からは、大口をあけた白い怪獣。
右の方からは、黒い龍がオムコイの平和を守るために滝つぼの中から駆け昇ってきた。
そして、いつしか空は龍が吐き出すビーム光線の色に染まっていくんだ。
あ、反対側では怪獣の紅い血が流れ出したよ。
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ね、オムコイの冬の曇って、すごいでしょ。
(オムコイ小学校老年新参組 クンター)
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一週間ほど前に最初から読みはじめました。
今夜は2010年1月15日【望む暮らし?】を読むところです。
ドンドン先を読みたいけどクンターさんとちがって、なにしろ「ひま人」なので読めば読むほど残りが少なくなるのが惜しくて…
クンターさんは最初の一行で読者を引っ張り込む書き手ですね。 これは「さらっ」と書けるものなんですか?
私は22歳から東京の都心暮らしですが小中高の頃は兵庫と大阪の県境の川で夏場はまるで漁師のように、ラーさんじゃないけど潜って網を仕掛けたり、【セルびん漬け】をしたり、釣りあり、果ては【手ずかみ】などで親爺の酒の肴に喜ばれたものでして…オムコイの山川での活躍ぶりが目に浮かび血わき肉おどります。
それでは今後ともよろしくです。
(バンコク夜間徘徊5年生 しんちゃん)
初めまして。私よりも、ちょうど10歳年上の先輩ですね。オムコイの暮らしに、“懐かしき日本”を重ねて下さって幸いです。
“掴みの一行”については、コピーライター時代からかなり鍛えられましたが、最近はちと、ふんどしが緩んでいるようで・・・。
それでは、今後ともよろしくご愛読のほど。
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しんちゃん
わーい、オムコイに転校してから初めての花丸だーい!
でも、優しい園長先生やきれいな女先生がいっぱいいる「夜間徘徊クラス」も楽しそうで、うらやましいなあ。